長い間、土の中で過ごしたセミの幼虫が、「いよいよ今夜」地上にでてくることに。
幼虫クンと、地上で待ついろんな虫たちの様子が楽しく描かれています。
土の中で住んでいたお部屋が、とってもかわいいんです。その部屋を出るとき、振り返って「さよなら おうち、ありがとう」と言うのですが、この場面、6年の息子は「ちょっと ぐっときちゃうね」なんて言ってましたよ。
地上で待つ虫たちは、セミくんの誕生を祝ってパーティの準備に余念がありません。
演奏を練習する鈴虫たち、サラダを作る青虫、蜂蜜ジュースを盛りつけるミツバチ達…。
踊りのフォーメーションを確認するホタルたちには、思わず微笑んでしまいますよ。
本を選ぶとき、題名に惹かれる場合が多いですが、この本は
「読んでみたい」とそそりますね。素敵な題名だと思います。