柚木沙弥郎さんの挿絵なので、絵ははっきりしていて、やや幾何学的、それでいて印象的な動物たちが登場しました。
遠目はよく利きます。
文字もはっきりとした活字が使われているので読みやすいです。
ジャングルの中で行き会った、三者三様の生き物たちのそれぞれの生態に合わせた会話が面白いです。
大人だからなのか、私の頭が固いだけなのか、最後の登場するサーカスのシーンで、演じる側も観客も動物達ばかりだったのが、何となくしっくりきませんでした。
人間を描きたくなかったのでしょうか?
読み聞かせに使うなら、こういうことを考えずに素直な気持ちで見たり聞いたりできる4,5歳から小学校低学年くらいのお子さん辺りがいいかもしれません。