ちょっとシュールなお話ですね。最初むかいのねこがネクタイが欲しいといって持っていく。そして次々に衣服を持っていく。むかいの住人がいなくなり、ちょっと変わったわけのわかんないおまつりでこの物語は絶頂を迎え、そしてむかいの家に前の猫に似た人が帰ってくる。むかいの人は洋服類だけとられたけど、ねこの飼い主は人間であることをとられたかもしれない。この猫は妖怪猫又だったのかも。日本人の作者と日本人の画家が絵本を描いているのに、どっか外国の匂いがするのはおまつりが外国のもののように見えるからであろうか……。日本の情緒豊かに描いたものなら、鬼太郎の世界みたいになったかもね。日本の民俗学的なねこだましも見てみたいね