りんごの木にぶたがなっている絵を見て「息子がこれは佐々木マキの本じゃないよね」と言いました。ぶたが木になっているといえば、「ぶたのたね」を連想するみたいです。私もそうでした。
お話を読むと、りんごの木にぶたは空想の産物ではなく、おかみさんが怠け者の旦那さんの言ったことを実践したことがわかりました。
それにしても、怠け者にやる気を出させるためにはこんなことまでやるの?と、知恵くらべというのか根気くらべというのか、あきらめないおかみさんは大したものです。
と同時に、旦那さんの弱味をつつけばいいのねと現実生活でも役に立ちそうなアドバイスを読ませてもらったような気もしました。
何だか昔話っぽい設定で、ついつい引き込まれてしまうおもしろ楽しいお話です。