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作・絵: シモーナ・チラオロ 訳: おびか ゆうこ  出版社: 徳間書店 徳間書店の特集ページがあります!
小さな子どものサボテン、サボタの「だきしめてほしい思い」を描いた、心がほっとあたたまる絵本です。
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しかけ絵本『不思議の国のアリス』制作秘話! ロバート・サブダさんインタビュー

『不思議の国のアリス』で、「しかけ絵本」の存在を一躍有名にした「紙の魔術師」ロバート・サブダさん。あっと驚く独創的な飛び出すしかけと、一度見たら忘れられないその圧倒的な物語の世界に、世界中が魅了され続けています。サブダさんの代表作『不思議の国のアリス』の制作秘話とご本人の子どもの頃のお話など、しかけ絵本にまつわる素敵なお話をたっぷりと伺いました!記事の最後に、『不思議の国のアリス』のクライマックスシーンが楽しめる特別ノベルティ付きしかけ絵本セット限定販売のご案内もあります。 どうぞ最後までお楽しみください!

不思議の国のアリス
作・絵:ロバート・サブダ
原作:ルイス・キャロル
訳:わく はじめ
出版社:大日本絵画

“紙の魔術師”ロバート・サブダが、ルイス・キャロルの名作「不思議の国のアリス」を素晴らしいポップアップで表現しました。圧倒的なその迫力と美しさは、子どもから大人まで見るものを魅了するでしょう。ページの中にも小さなお話のページがついていて、そこでもユニークなしかけを楽しむことができます。

───サブダさんの代表作『不思議の国のアリス』では、「巨大化したアリスの手足がはみだす家」のシーンや「アリスの頭の上を、アーチを描いて飛ぶトランプ」のシーンなど、印象的なしかけがすぐに頭に思い浮かびますが、なぜ『不思議の国のアリス』という、難解でとても魅力的な原作をしかけ絵本の作品として選んだのでしょうか。その理由を教えてください。


『不思議の国のアリス』は昔から大好きでした。
アリスの不思議な世界観がとても好きでしたし、
「アリス」は児童書の歴史の中でも最もミステリアスな
本のひとつだったからです。

お話の中に登場する大人たちが、アリスに対してとても
意地悪なのですが、最後にそういう意地悪な大人たちを懲らしめるというアイディアも気に入っています。

───サブダさんのしかけ絵本は、サブダさん独自の視点で表現された「しかけ」によって、その原作のテーマをより強調することに成功していると思います。また、読者がその世界を触って一緒に楽しめることで、原作の世界観がより広がるように作成されていますね。ご自身では古典の原作をしかけ絵本にする際に気にかけている点などありますか。

しかけ絵本と原作の伝えるメッセージが違うものにならないように調整することから始めています。 原作では、アリスはきっとこんなではなかったんじゃないか、こんなことはしなかったんじゃないか、という風にならないようにいつも気をつけています。

───サブダさんの、しかけ絵本には、たくさんのあっと驚くシーンがあるのですが、どのようにして考えるのでしょうか。

しかけをデザインするというのは、時には映画を監督するようなものだと思います。絵本の中のそれぞれのシーンをどう作るかは、頭の中に出来上がっています。決めなければならないのは、そのしかけを大きく、おっかないものにするのか、あるいは小さく、繊細なものにするかですね。しかけ絵本のどのページも、他のページと似てはいけませんから、そのページでできる最高のしかけをいつもデザインするよう努めています。同じようなしかけが、次から次へと出てくるだけではしょうがないですからね。

───それぞれのしかけは、シーンを選定した時にすでに考えられているのでしょうか。


いいえ、まず自分が3次元の世界にいるようなシーンを
イメージするんです。木はあるだろうか?山は?村は?そして、どんなシーンにするか決めたら、そのシーンが生き生きするようなポップアップのしかけを考え始めます。場合によっては、2つ以上考えることもありますね。ですから、そのシーンのデザインをはじめた時は、自分でもどんなポップアップのしかけを使うかはまったくわからないのです。

───『不思議な国のアリス』で、サブダさんが最も印象に残るシーンはどのシーンでしょうか。

一番印象に残るシーンと呼んでいいのかわかりませんが、「空中を舞うトランプに、アリスが囲まれている」シーンは、今までデザインしたしかけの中でも、最も難しかったシーンの一つです。通常、しかけをデザインする時は、木、山、建物などの対象物をデザインすることがほとんどですが、このシーンでは、軽くて安定していない、トランプが舞う大きい風をデザインしなくてはならなかったので、本当に大変でした。

───トランプのページは、何度見ても一瞬の時を止めたかのような素晴らしいしかけになっていますよね。

───サブダさんのしかけ絵本は大きなしかけも見事なのですが、ページの片隅にあるサブページの小さなしかけにも毎回驚かされます。 この『不思議の国のアリス』では、最初のページの右下に、小さいトンネルのしかけがありますよね。穴に中にいるアリスを覗くように見ながら、ジャバラのトンネルを上にひっぱると、まるで「アリスが地下に続く穴へ落ちていく」ように見えます。素晴らしいアイディアのしかけですね。

「トンネル」というアイディアには、以前から興味がありました。「アリスがトンネルを落ちていく」ことを連想した時、あのしかけのシーンが頭に浮かびました。ただし、このしかけは、お話の中のアイディアを伝える手段として最善だと感じた時のみ、使うようにしています。私の『不思議の国のアリス』では、アリスは実際に長い穴のようなトンネルの中を落ちていきます。それを見ている読者が、まるで彼女と一緒に、そこへ落ちていくような体験ができるように、そのトンネルを工夫して実在するかのように見せました。


───これだけたくさんの精巧なしかけが隠されていることを考えると、すべてが完成するまでの制作時間はどのくらいかかるのでしょうか。

しかけ絵本の中のすべてのポップアップシーンのデザインから、完成するまでをいれると、およそ8ヶ月かかりましたね。

───しかけ絵本を作成する時に、一番苦労する部分はどんなところでしょうか。

どのシーンをポップアップにするか、また実際にそれをうまく動くように、いかにデザインするかですね。しかけのデザインを失敗して、最初からやり直さなくてはならない事は、いくらでもありますから。頭の中に浮かんだシーンが、紙で再現できるかどうかは、何の保証もありません。2次元では、頭に浮かんだどんな事も紙の上に描いたり、塗ったりして作り出すことが出来ます。その点では、3Dデザインは、まったく違います。 紙の場合は、物理の法則に従わなければならないので、頭に浮かんだ表現したい事が、 いつもできるとは限らないのです。

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ロバート・サブダ(ろばーとさぶだ)

  • ニューヨーク・タイムズ紙上で、児童書のベストセラーの創作で知られるロバート・サブダ。
    1965年3月8日にアメリカ・ミシガン州の田舎に生まれました。若い頃からアーティストとしての才能に恵まれ、両親や先生たちの応援もあって、生涯を創作活動に没頭することを心に決めました。
    プラットインスティテュートに奨学生として入学し、卒業後は児童書のイラストレーターになりました。彼のアート原稿は、豪華なコラージュから驚異のポップアップの構造物までと、非常に幅広いものでした。
    これまでに、ロバート・サブダは優れた動く絵本(Movable Book)作品に与えられるメッゲンドルファー大賞を二度も受賞しています。彼の作品は、アメリカ図書館協会の“注目すべき書籍”の常連になりました。

    またサブダは、テレビ番組『Today Show』と『Good Morning America』に定期的に出演しています。

作品紹介

不思議の国のアリス
作・絵:ロバート・サブダ
原作:ルイス・キャロル
訳:わく はじめ
出版社:大日本絵画
オズの魔法使い
作:ロバート・サブダ
原作:ライマン・フランク・ボーム
絵:ロバート・サブダ
訳:わく はじめ
出版社:大日本絵画
恐竜時代
作:ロバート・サブダ マシュー・ラインハート
絵:ロバート・サブダ マシュー・ラインハート
訳:わく はじめ
出版社:大日本絵画
クッキーカウント
作・絵:ロバート・サブダ
訳:わく はじめ
出版社:大日本絵画
ナイト・ビフォー・クリスマス
作:クレメント・ムーア
絵:ロバート・サブダ
訳:きたむら まさお
出版社:大日本絵画
愛蔵版 クリスマスの12日
作・絵:ロバート・サブダ
訳:きたむら まさお
出版社:大日本絵画
クリスマス・アルファベット 新装版
作・絵:ロバート・サブダ
訳:きたむら まさお
出版社:大日本絵画
しろいふゆ
作・絵:ロバート・サブダ
訳:永瀬 比奈
出版社:大日本絵画
冬ものがたり
作・絵:ロバート・サブダ
訳:わく はじめ
出版社:大日本絵画
ハヌカーのあかり
文:マイケル・J・ローゼン
絵・紙工作:ロバート・サブダ
訳:菊池 由美
出版社:大日本絵画
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