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絵本ナビのクリスマス2015

絵本ナビ編集部

2015/11/24

「クリスマスってなあに?」 クリスマスを知る絵本

「クリスマスってなあに?」 クリスマスを知る絵本

街の中やお店の中もだんだんとクリスマス一色になってきます。その雰囲気に子どもたちもきっとワクワクしているはず。
…でも「クリスマスってなあに?」
そんな風に思っている子もいるかもしれませんよね。そこで、クリスマス前に親子で一緒に読んでおきた絵本をご紹介します!
● ブルーナがクリスマスのほんとうの意味をやさしく伝えます

愛蔵版 クリスマスって なあに 愛蔵版 クリスマスって なあに」 作:ディック・ブルーナ
訳:舟崎 靖子
出版社:講談社

ミッフィーの作者、ディック・ブルーナによる、子どものためのクリスマス絵本。

イエス・キリストの誕生の物語を通して、クリスマスのほんとうの意味をやさしく伝えます。
50周年を記念して刊行する、プレゼントにもぴったりの、白と金を基調とした新しい装丁でお届けする美しい絵本です。


Illustrations Dick Bruna (C) copyright Mercis bv,1953-2013
www.miffy.com


● 小さな子にもわかりやすく教えてくれます

クリスマスおめでとう クリスマスおめでとう」 作:ひぐちみちこ 出版社:こぐま社

クリスマスの本当の意味を伝えたい、という作者の思いから生まれた絵本。クリスマスってどうしてお祝いするの?という子どもたちの問いに答えつつ、イエス様だけでなく、望まれて生まれてきたことの幸せを感じさせる絵本。


わかりやすい!

クリスマス・・ただ「サンタさんがやってきてプレゼントをくれる」
だとか「ケーキが食べられる」ということではなく。きちんと
・・でもわかりやすく、娘に伝えることができたらいいなあと
思っていたので、この絵本はまさにぴったり!でした。
小さな子どもでも楽しく読みながら、クリスマスの由来を知る
ことができたのではないかなあと思います。
考えてみれば、今まで、クリスマス関連の絵本は何冊も買って
きましたが、由来に関して書かれているものは1冊もなかったなあ。。
この絵本、わかりやすいというだけではもちろんありません。
そう・・ひぐちさんの絵本ですもの。
「ひぐちさんが作った絵本、家にもあるけどわかる?」
「わかるよー!!『かみさまからのおくりもの』でしょ!」
娘がほんとに赤ちゃんだった頃から読んでいた絵本。
やっぱり娘にもわかったか(嬉)。
赤ちゃんだった頃の気持ちも思い出しながら(きっと私だけですが)
あったかい気持ちで読みました。

(ぽこさんママさん 40代・ママ 女の子5歳)
● 冬の楽しみといえば、クリスマス! 

真っ赤な表紙がひときわ目をひくこの可愛らしい絵本には、
子どもたちに語るクリスマスのすべてが詰まっています。

みんながその日が来るのを楽しみに待っているクリスマス。
でも、クリスマスっていつから始まったのか、何の日なのか知ってますか?
イエスさまの誕生に関しての丁寧な説明で始まり、
クリスマスカードの描き方、プレゼントや料理の準備、お部屋の飾りつけなど、
クリスマスを迎える習慣について、具体的な絵と一緒に教えてくれます。

寝静まった頃にやってくるのは…サンタクロース!
朝がくれば、
「みんな、クリスマスおめでとう!」
一年でいちばんすばらしい日がはじまります。

中身を読めば欲しくなってしまうこの絵本。
いちばんの理由はなんと言っても3色刷りの美しいイラストの数々。
どのページにも大きいものから小さいものまで本当に贅沢に使われています。
クラシカルな雰囲気がありながら、その洗練されたセンスと可愛らしさは
見ていてドキドキするほどです。
リズミカルで優しい文章による語りかけも、気持ちを盛り上げてくれますね。

毎年クリスマスが近づいてきた時期に読みかえす絵本として、
大人になるまで活躍してくれそうですよ。贈り物にも最適です。

(磯崎園子  絵本ナビ編集長)
● 子どもの質問に答えてくれます

サンタクロースっているんでしょうか? サンタクロースっているんでしょうか?」 作:ニューヨーク・サン新聞「社説」
絵:東 逸子
訳:中村 妙子
出版社:偕成社

子どもの質問に答え、目に見えないもの、心の大切さを語りかけた100年前のアメリカの社説です。


小学生にも大人にも

小学校3年生の娘はちょうど、
サンタクロースの存在を信じていると言いながらも、
じつはパパなんじゃないかと疑いはじめた年頃。
そんな時期にこの本の存在を知ることができた私は
ほんとうにラッキーでした。

目に見えるものだけを信じる人生なんて
なんてつまらない人生なんだろう。
愛やまごころや夢物語を信じる心があるからこそ
人生は豊かで楽しいのだ。
この本はそんな大切なことをサンタクロースの力を借りて
私に語りかけてくれました。

サンタクロースを見た人がいないのは、
サンタクロースがいないことの証明にはならないって
こんな簡単なことに今まで気がつかなかった私こそが、
サンタクロースを信じない、ちっぽけでつまらない大人でした。

世界中の子どもたちが、これからもずっとずっと
サンタクロースがいるって信じられる世の中であって欲しいし、
この本を読めば誰もが
サンタクロースはいるって自信を持ってこたえられると思います。

(YUKKEさん 30代・ママ 女の子9歳、女の子2歳)
● メキシコのクリスマスはどんな風?

クリスマスまであと九日−セシのポサダの日 クリスマスまであと九日−セシのポサダの日」 作:マリー・ホール・エッツ アウロラ・ラバスティダ
訳:たなべいすず
出版社:冨山房

もうすぐクリスマス。メキシコの小さな女の子セシは、ポサダという特別のお祝いを初めてしてもらえることになり、期待に胸をふくらませています。 コルデコット賞に輝くすばらしい絵本です。


メキシコの日常生活・文化習慣を伝える貴重な絵本。主人公セシのクリスマス前のときめきに加え、日々の出来事や人々のやりとり、小さな子供の心情が生き生きと描かれています。中でもメキシコの町中の情景描写は魅力たっぷり。当時(1959年初版)の人々の生活ぶり、学校の様子、市場の様子が手に取るようにわかり、見事に文化伝達の使命を担っています。
 セシが自分で選んだピニャータは、大きな金色の星のピニャータ。市場にはほかにも子供たちの好きそうな動物のデザイン物がたくさんありましたが、セシは伝統的な星を選びました。キリスト生誕を祝うクリスマスに寄せて、この星のピニャータは本作品のメッセージの象徴ともなっています。
 イラストはエッツらしい、鉛筆による丁寧なスケッチ画風。どのページも柔らかいグレーを基調に、黄色、ピンク、赤など暖色系の色が加えられているだけで、この色合いが暖かな国でお祝いされるクリスマスの光景をさらに特別なものに仕上げています。表紙に描かれているのは、ヨセフとマリアの人形を持ったろうそく行列が歌を歌いながら家を訪ねるポサダの様子です。きれいな衣装をまとい誇らしげにキリスト生誕を賛美するセシの歌声が聞こえてきそうな、気高く清らかな絵です。1960年米国カルデコット賞受賞作品。


絵本ナビ編集部

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