
絵本を読むとは「絵」と「ことば」という異なる記号をひとつの作品のなかで経験すること。本書では、色、明暗、間隔、形などの着眼点から、能動的に絵を読む方法を示す。中学校での絵本学習カリキュラムも紹介。

訳者である玉置友子さんの絵本講座を受講した時、薦めていただいた絵本学の本です。
絵本の絵を丁寧に見ることの大切さがわかります。
つまり、美術の視点で見ることが、奥深い発見となるのですね。
実際にいくつかの作品を提示して、細かく分析してあります。
引用されている絵本は、もちろん原書ですが、
絵の分析ですからすんなりと理解できます。
実際の授業での分析も興味深いです。
巻末には、訳者らによる、『とん ことり』分析もあり、
実践の手掛かりとなると思います。 (レイラさん 50代・ママ )
|