
「IgE」「クイーンの色紙」の2編を収録。

2007年刊行。ミステリ短編2編を収録。
・IgE 著:島田荘司「御手洗潔のメロディ」(講談社文庫)
2002年
・クイーンの色紙 著:鮎川哲也「クイーンの色紙」(創元推論文庫)2003年
2作とも、深刻な問題や、陰惨な事件は起こらず、ちょっとドキドキする程度の軽い事件を謎解きするお話。
読みやすい、わかりやすい、キャラクターの個性がハッキリしている。ミステリものをあまり読まない人でも、無理なく楽しめる娯楽小説。
唱和の、まだ携帯電話が普及していなかった時代にいるような印象。発表されてから20年以上たっている作品なのに、ちゃんと楽しく読める!
特に、「IgE」は、漫画のようなわかりやすい登場人物ばかり出てくるので、ミステリ系のアニメでも見ているかのような親切設計。探偵が癖のあるタイプで、シャーロック・ホームズのパロディみたいな感じだった。
もう一方の「クイーンの色紙」は実話っぽい雰囲気だ。
創作だと思うが、前半部分は、いかにも本当にありそう。妙にリアルな感じが面白い。
安楽椅子の探偵系。現場に行かないのに、どうして全部わかったのか、最期の推理の場面が神がかっていて爽快だ。
怖くないので、誰でも読めると思う。 (渡”邉恵’里’さん 40代・その他の方 )
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