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うごく! しゃべる! ぬりえーしょん 恐竜

うごく! しゃべる! ぬりえーしょん 恐竜 (小学館集英社プロダクション)

お子さまの塗ったぬりえが、アニメーションになる!フランス生まれの画期的なぬりえシリーズ!

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渡”邉恵’里’

その他の方・40代・東京都

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自己紹介
アートや本が大好きで、子どもの頃よりも、今、絵本を楽しんでいます。

膠原病患者です。
(混合性結合組織病、関節リウマチ、シェーグレン症候群)
その他、間質性肺炎、甲状腺機能低下症があります。

読書は安全に楽しめる趣味の一つですが、せっかくなので、インプットだけではなく、アウトプットもしてみようと思い、レビューを書いています。
大人のための読書案内の、参考になればうれしいです。
好きなもの
演芸(落語、講談、浪曲、手品、お笑い、大道芸など)
読書(いろいろな本を読みます)
図工(絵画制作、手芸なども)
アートセラピー
東京の街歩き、下町や銭湯巡り、昔風の建物見学
喫茶店・カフェ
料理、自宅で「同居」しているぬか床とのお付き合い
6月は、梅仕事とラッキョウ漬けに精を出す(予定)
ひとこと
大人も楽しめる絵本を探しています。
図書館内のカフェや自宅でゆっくり、絵本を楽しみます。
絵本は誰でも楽しめるアートで、ちょっとした異空間に安全に旅行できます。
年齢に関係なく、いろいろな本を楽しむ事が好きです。

読書は、私のような持病のある人も、入院中も楽しめるステキな娯楽ですね。

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初期〜2020年ごろまで、読書・レビュー記載分

渡”邉恵’里’さんの声

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自信を持っておすすめしたい 人情もの   投稿日:2024/11/06
かいけつゾロリ(40) かいけつゾロリ まもるぜ!きょうりゅうのたまご
かいけつゾロリ(40) かいけつゾロリ まもるぜ!きょうりゅうのたまご 作・絵: 原 ゆたか
出版社: ポプラ社
母親のもとを離れ、あちこちに冒険してしまう恐竜のたまごを必死に守るゾロリ一家の話。

2006年刊行。およそ盗賊団ならぬ正義感溢れる働きが冴える。長年、ピンチを切り抜けてきただけあり、何があっても奇跡的にどうにかしてしまう。ピンチの神様とチャンスの神様が同時に守っているとしか思えない展開。

恐竜の卵の大きさが、ちょうど運動会の大玉転がしを思わせる。懐かしい冒険ものの映画を連想させる場面や、母子ものの人情噺を思わせる場面や、あれこれ盛りだくさんで飽きない。
あまり書くとネタバレになるからこの辺で。
とにかくページをめくるたびに何か面白いことが起きる絵本ですよ。
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自信を持っておすすめしたい 蝉のカッコよさが全面的に出ていて最高!   投稿日:2024/10/28
虫から環境を考える(3) 都会にすみついたセミたち
虫から環境を考える(3) 都会にすみついたセミたち 写真・文: 海野 和男 武田 晋一
出版社: 偕成社
都会で増えているセミと、減っているセミを観察して、自然環境や人間の暮らし、生き物の生活についていろいろ考えさせられる写真絵本。

2005年刊行。昆虫に詳しい海野和男氏と、いろんな生き物を観察して写真を提供している武田晉一氏がコラボ。
生き物に魅力を感じ、体を張って、あちこちにどんどん冒険して撮影、取材、研究している人たちならではの、具体的で愛情あふれる素敵な雰囲気。
なかなかじっくり見る機会がない「セミ」という生き物の、生い立ち、一生、住む場所、生活全般を大迫力の写真で美しく紹介してくれる。

セミに関しては、都市伝説的にあれこれ噂されるが、本書でセミの素顔・真実が見られる。
生まれたてのセミの幼虫とか、土から出てくる瞬間とか、めったに見えらない場面ばかり。
セミは、重機のようなカッコよさがあって最高。
魂の叫びというか、ロックな見せ場というか、あの大音量の声を聞くと、生きている実感がして妙に夏が楽しくなる。

なんだか楽しい気分になった。
自然も、生き物も大切にして、カッコいいセミが長く地球上で幸せに暮らせるようにしていきたい。
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自信を持っておすすめしたい 上手くいかないことで、上手くいくなんて!   投稿日:2024/10/22
かいけつゾロリ(39) かいけつゾロリのなぞのおたから大さくせん 後編
かいけつゾロリ(39) かいけつゾロリのなぞのおたから大さくせん 後編 作・絵: 原 ゆたか
出版社: ポプラ社
冒険家の娘を助けたご縁で、お宝を探しあてたゾロリ一家が、宿敵の海賊と大乱闘するお話。

2006年刊行。冒険家のお宝さがし、海賊の襲撃、マッドサイエンティストの暗躍、恋愛もの、親孝行と人助け…物語がおもしろくなる要素をこれでもか〜と全部ぶち込んで、ユーモアと小学生にウケるギャグでパンチを効かせて、塩コショウでお味を調えた、素晴らしく楽しいお話です。

意味が分からない人は、本書を実際に買って読んで、内容を確かめてみてください。
面白いけど、あまり詳しく読みどころや魅力を書くと、ネタバレになるのでこれ以上は書けませんが、
いい大人も夢中になって読むほど、楽しさや魅力がいっぱいの素敵な物語りですよ。

日常生活に笑いやユーモアが不足している大人にもおススメします。文字が大きいので、老眼にも優しい親切設計ですよ。ご同輩。
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自信を持っておすすめしたい たくましいよ   投稿日:2024/10/14
いたずらララちゃん
いたずらララちゃん 作: なかえ よしを
絵: 上野 紀子

出版社: ポプラ社
イタズラばかりやっている女の子の話。

1986年刊行。
2024年に読むと、昭和のわんぱくな子どもや、たくましく生き抜いてきた世代の雰囲気が感じられて、ちょっと新鮮。
今だと「いじめ」「人権侵害」などと、かなり大げさに受け取られたりしそうな、派手なイタズラにハラハラする。

昭和生まれの私にとっては、親の世代の価値観。
60年代、70年代の漫画に出てきそう。昔の子どもたちは、やったりやられたりして、お互いに鍛え合って(?)、競争しながら育つのが当たり前だったのだなあ…と思った。
やたらに気が強いし、相手をやっつけることが爽快で仕方がないララちゃんの性格は、大人になったらどうなっちゃうのだろう?
などと、余計なお世話いっぱいで読んでいた。

とにかく自分の道を曲げない、やりたい放題で、全然負ける気がしない女子で、ハードな人生を歩みそうで、どきどきしちゃうお話でした。
きっと大物になるだろうな、この子は。
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自信を持っておすすめしたい 徐々に世の中が明るくなって希望が持てる   投稿日:2024/10/10
風の島へようこそ くりかえし つかえる エネルギー
風の島へようこそ くりかえし つかえる エネルギー 作: アラン・ドラモンド
訳: まつむら ゆりこ

出版社: 福音館書店
デンマークのサムス島で、島民が従来のやり方を少しずつ変えていって、島全体のエネルギーを自分たちで創り出すようにしたお話(実話)。

2012年刊行。解説:井田徹治(環境ジャーナリスト)
実話をもとに作られた絵本。
巻末に製作者が本書をつくったいきさつを書いてあるが、不思議なご縁と、地球に対する危機感や愛情を感じた。

環境問題を啓発する本というと、妙に危機感を煽るような雰囲気だけを残して、不安な気持ちと、「自分一人でできることがない」という絶望感(問題が大きすぎて、無力感を感じるしかない)を感じるものが多い気がして、あまり読む気にならない。しかし、本書は、恐怖で人を動かそうとするのではなく、自発的に「自分の利益になる」「おもしろそうだからやってみよう」などという軽い、明るい雰囲気で話が進むので、読んでいて抵抗がなく受け入れられる。

エネルギーについて何にも関心がない人や、反対意見の人たちについてもしっかり描かれているが、非難することはなく、個人の意見を尊重する形で紹介されている。
そして、人々が徐々に変わっていく様子が、穏やかに描かれ、最後には大きな変化に繋がっていく様子が、楽しい。

読み終わった後に、自分も何かできることはないかしら?
とやる気も出る。
今の時代にあった、明るく楽しく穏やかな環境の絵本だ。
一人ひとりの生活や意見を尊重しながら、時間も手間もかけてよい方向に変えていく尊さがよくわかった。

巻末には詳しい解説もあり、大人もぜひ読んで欲しい。
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自信を持っておすすめしたい ピーマンの普及は大変だった   投稿日:2024/10/08
ピーマンの絵本
ピーマンの絵本 作: たかはし ひでお
絵: たけうち つーが

出版社: 農山漁村文化協会(農文協)
ピーマンの栽培方法を中心に、植物としての特徴、仲間、料理、利用法などを紹介した実用書。

2003年刊行。宮崎県でピーマンの促成栽培委に関わった専門家が、当時の懐かしい思い出も披露。昭和39年に栽培が始まり、昭和53年には日本一の促成栽培ピーマン産地になったという。

独特の香りや苦みなどから、子どもには嫌われていたが、当時は大人も苦手な人が多かったそうだ。市場で売れたり、熟れなかったり、いろいろと不安定な時代を経て、現在はどこでも年中売っている野菜になった。
なんとなく日常の風景の一部でしかなかったピーマンだったが、自動で袋詰めできることで農業従事者たちがずいぶん楽になったうえ、流通させやすくなったという。

私は手作業で野菜の袋詰めをしていた経験があるので、
このことの素晴らしさがわかる。
機械がどんどんやってくれるお陰で、「若者は夜になると安心して酒を飲みに出かけられ、ご婦人はテレビの前に座ることができたのです」。リアルな体験談が印象的だ。

ユニークな形で楽しいイメージだったピーマンの、意外な一面が見られて、ますますピーマンが好きになった。
日常、なんとなく見られるものにも、いろんなドラマがあるのだなあ。
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自信を持っておすすめしたい 欲望全快で愉快な冒険   投稿日:2024/10/05
かいけつゾロリ(38) かいけつゾロリのなぞのおたから大さくせん 前編
かいけつゾロリ(38) かいけつゾロリのなぞのおたから大さくせん 前編 作・絵: 原 ゆたか
出版社: ポプラ社
亡くなった父親の残した宝の地図を頼りに、冒険家の娘とゾロリ一家が宝探しをする冒険物語。

2005年刊行。冒険家が宝探しをする&海賊&マッドサイエンティスト&股旅もの&美人のお姉さん&村を救う勇者の物語…など、ヒット作品の王道テーマを全部つっこんで、原ゆたか氏特性スパイスでお味を調えた意欲作。
美味しいところが盛りだくさんで、欲望満載な登場人物たちが、それぞれの願望を達成するために画策する。スリルがあり、テンポよくどんどん話が進む。

妙なところがリアルに切実なのも、本書の魅力。
厳しい暮らしをしている村で、特産の芋は大盤振る舞いしてもらえるのに、水は1杯 5000円。水が貴重であることが、値段からしみじみとわかる。村人たちは大丈夫なのか?
極端な設定で面白い。かなり深刻で笑っていいところなのか迷ったが。

話が大盛り上がりになって、いきなり終わるので、
次回作(後編)を求めずにいられない。
やっぱり売れている作品は違うなあ。
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自信を持っておすすめしたい 良い話だよねー   投稿日:2024/09/13
かいけつゾロリ(37) かいけつゾロリの大どろぼう
かいけつゾロリ(37) かいけつゾロリの大どろぼう 作・絵: 原 ゆたか
出版社: ポプラ社
名画を盗むゾロリ一家の話。

2005年刊行。
「ウケる」話のネタを全部乗せた、ずるくて豪華な展開。
股旅もの、怪盗もの、ミステリ、クイズ番組、下品なギャグ、食べ物…思いつく限りの「面白いもの」を混ぜ合わせて、話をスピーディーに展開し(なにせ、やることが多い)、謎で読者をひきつけ、「あれってなんだろう?」と思っているうちに、どんどん「謎だったあれ」が解決していく。
更に、被害者と加害者の逆転やら、長年の努力が報われる良い話やら、人の世についていろいろ考えさせられたり、本当にめまぐるしい。

そんなに大量にいろんな要素を混ぜ込んでいるのに、しっかりきれいに1つのお話としてまとまっている。
完璧にお話が終り、最後のおまけぺーじまで楽しい。
最後の最後まで読者を飽きさせない作者の凄まじいサービス精神に、完全に脱帽。
マイッタ、するしかない。圧巻のお作でございますよ。

ぜひ、ご覧になってくださいましね。
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自信を持っておすすめしたい あのお料理の作り方がわかった!   投稿日:2024/09/13
子どもりょうり絵本 ジブリの食卓 魔女の宅急便
子どもりょうり絵本 ジブリの食卓 魔女の宅急便 編集: 主婦の友社
監修: スタジオジブリ

出版社: 主婦の友社
1989年公開のアニメ映画「魔女の宅急便」に出てくるお料理やお菓子の作り方と、映画のお話を両方楽しめる絵本。

2024年刊行。原作:角野栄子

子どもの頃、テレビで何度も再放送され、レンタルビデオ屋さんでも借りてきて見ていた大好きなアニメ映画。
食べ物がでてくる場面が、いつも異常に美味しそうで、魅力的だった。当時はレシピ本などなかったので、家で同じものが作れるなんて思いもしなかった。今は、本当にいい時代になって、子どもたちが夢や希望を現実化できるハードルがどんどん下がっている気がした。

特に「にしんとかぼちゃの包み焼き」は、印象に強く残っていたので、ワクワクしながら作り方を見た。上品なおばあさまが作っていたので、とても手間がかかりそうな難しいお料理だと思っていたが、意外に簡単でビックリ。
(今の時代は、市販のパイ生地がある)

最近は、インターネットを検索すると、ジブリ飯を実際に作った人が画像や動画を上げているので楽しくなる。
憧れのお話の世界を、自分で再現できるなんて素敵だ。
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自信を持っておすすめしたい 飛行機が主役   投稿日:2024/09/07
スタジオジブリの 乗りものがいっぱい
スタジオジブリの 乗りものがいっぱい 監修: スタジオジブリ
編集: 徳間書店児童書編集部

出版社: 徳間書店
スタジオジブリのアニメーション映画の中に出てくる「乗り物」を紹介する絵本。

2016年刊行。「風の谷のナウシカ」1984〜「思い出のマーニー」2014までの作品中、印象に残る「乗り物」が細かく紹介されていた。飛行機、戦闘機、船といった、現実の世界でも活躍するものの他、創作された「動く城」や不思議な世界の乗り物も。

印象的だったのは、意外と「戦闘機」が多いこと。
戦争と平和を作品のテーマにしているのか、舞台設定や物語の関係なのか、いろんな戦闘機が多くあった。
それぞれが個性的で、機能や、誕生した経緯、物語での役割、その飛行機が出てくる場面の写真などもあった。
個人的には戦闘機が活躍しない社会を望んでいるが、戦闘機や飛行機に対する製作者の特別な思い入れが伝わってくるようで、胸がいっぱいになった。

機械がカッコよく描かれているので、単純に面白く見られるが、物語を知っていると、切なくなる場面も多々あった。
やっぱり名作映画ばかりだと思う。
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