TOP500

渡”邉恵’里’

その他の方・40代・東京都

  • Line
自己紹介
アートや本が大好きで、子どもの頃よりも、今、絵本を楽しんでいます。

膠原病患者です。
(混合性結合組織病、関節リウマチ、シェーグレン症候群)
その他、間質性肺炎、甲状腺機能低下症があります。

読書は安全に楽しめる趣味の一つですが、せっかくなので、インプットだけではなく、アウトプットもしてみようと思い、レビューを書いています。
大人のための読書案内の、参考になればうれしいです。
好きなもの
演芸(落語、講談、浪曲、手品、お笑い、大道芸など)
読書(いろいろな本を読みます)
図工(絵画制作、手芸なども)
アートセラピー
東京の街歩き、下町や銭湯巡り、昔風の建物見学
喫茶店・カフェ
料理、自宅で「同居」しているぬか床とのお付き合い
6月は、梅仕事とラッキョウ漬けに精を出す(予定)
ひとこと
大人も楽しめる絵本を探しています。
図書館内のカフェや自宅でゆっくり、絵本を楽しみます。
絵本は誰でも楽しめるアートで、ちょっとした異空間に安全に旅行できます。
年齢に関係なく、いろいろな本を楽しむ事が好きです。

読書は、私のような持病のある人も、入院中も楽しめるステキな娯楽ですね。

マイ絵本棚

他の本棚

チェック済

公開

初期〜2020年ごろまで、読書・レビュー記載分

渡”邉恵’里’さんの声

969件中 1 〜 10件目最初のページ 前の10件 1 2 3 4 5 ... 次の10件 最後のページ
自信を持っておすすめしたい 田舎のこいのぼりを思い出す   投稿日:2025/07/27
そらいっぱいの こいのぼり
そらいっぱいの こいのぼり 作: 羽尻 利門
出版社: 世界文化社
祖父母の住む田舎に帰省した親子が、鯉のぼりを見るお話。

2022年刊行。しっとりした温かみのある絵が素敵。
自然がいっぱいの田舎で、川と山にかけられた鯉のぼりの大群が圧巻。本物の鯉や、伝説も語られ、鯉のぼりが生き生きと主人公を張っている。
鯉のぼり1つ1つに個性があって、まるで生きているよう。
風をはらんでくねくねと動きまわる様子や、風の音、五月のさわやかな風が感じられる絵本。

大量の鯉のぼりを一度に泳がせるお祭りが、各地にあるそうだ。私自身は一度も現地で見たことがないから、是非とも行ってみたい。
田舎に住んでいたころは、庭が広かったし、本格的な鯉のぼりを上げる家があちこちにあったので、何の気なしにみていた。しかし、家が立て込んでいる地域では、盛大に鯉のぼりをあげることができずに、小さいものをたまに見かけるくらいで寂しい。
やはり、大空一杯に元気よく泳ぎ回る鯉のぼりを見ると、気持ちが爽快になる。
ご先祖様は良いものを残してくれたと思った。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 都会的なファンタジー   投稿日:2025/07/22
床下の小人たち 小人の冒険シリーズ1
床下の小人たち 小人の冒険シリーズ1 作: メアリー・ノートン
絵: ダイアナ・スタンレー
訳: 林 容吉

出版社: 岩波書店
イギリスのお屋敷の床下に住む小さな人たちの暮らしを、イキイキと描いたお話。

1952年、イギリスで刊行。1982年までに全5作が刊行された。
アニメ映画「借りぐらしのアリエッティ」(スタジオ・ジブリ)の原作。

アニメ映画を見てから、本書を読んだ。
映画では現代の日本人に理解しやすいようにかなりのアレンジが加えられていた。原作は、当時のイギリスの暮らしや、価値観がそのまま表れているようで、外国のかほり。
主人公の少女と、母、父の、それぞれの性格がハッキリしていて面白い。映画ではずいぶん弱気で神経質な母が、原作では強気で頑固で自分の意見を曲げない。個性がはっきり打ち出されていて、面白い。

不思議な小人の世界が、いろいろに想像できて楽しい。
挿絵も昔のこってりとした豪華な絵で、それっぽい雰囲気を楽しめる。
小人たちの暮らしがなかなかうまくいかず、スリルがあって、そこからどうなるのだろう?と興味が続いて、最後までたどり着く。

古い作品なので、今の子ども達向けというよりも、大人向けな感じがするが、楽しいお話です。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 今と違う、ちょっと昔の雰囲気を楽しむ   投稿日:2025/07/16
ミステリーセレクション(9) ロマンスはミステリーのなかに
ミステリーセレクション(9) ロマンスはミステリーのなかに 編: 赤木 かん子
出版社: ポプラ社
恋愛がテーマのミステリ短編を3篇収録。

「ジェインの求職」アガサ・クリスティ(1924)
 若い女性が奇妙な求人広告に応募したことにより、事件に巻き込まれる話。

「海に消えゆ」山口雅也(2002)
 お見合いをするたびに事件に巻き込まれる女性の話。海上自衛官の男性とのお見合いで起きた事件。

「中年の人妻の事件」アガサ・クリスティ(1932)
 夫の浮気で悩む中年の婦人が、相談に行くことで意外な展開に進む話。

どれも恋愛が絡む話だが、若い二人のフレッシュな恋から始まり、両家の思惑が交錯するお見合い、倦怠期の夫婦のドロドロまで堪能できる短編集。子どもよりも、大人の方が楽しめる。
 スマホもパソコンもない時代で、「お見合い」を親族が設定するのが当たり前の風潮だったり、妻が一方的に夫の不誠実な行動に我慢している状況だったり…時代を感じさせる設定が、かえって新鮮だ。
今の人の感性には、どう映るのだろうか?

男女関係のいろいろが少しずつ味わえる、面白くて贅沢な一冊だ。

参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい しっかりお腹にたまる、健康おやつ満載   投稿日:2025/07/10
秋のおやつ
秋のおやつ 編集: 伝統おやつ研究クラブ
出版社: 偕成社
秋に旬を迎えるお芋などの野菜を使ったおやつや、季節の行事に関するおやつ、うちにあるもので簡単にできるおやつ、外国のちょっと珍しいおやつなど。
自宅で簡単に作れるおやつのレシピ本。

2016年刊行。子ども向けの料理の本だが、おとなも十分楽しめて、役立てられる実用書。
作り方のコツや、おやつの由来、ちょっとした食文化のコラムなどもあり、学ぶところが多い。

夏が終わって、気温が下がり、ちょうど食欲も出てくるし、旬を迎える美味しい食材も多い秋。ボリュームたっぷりで、簡単で、誰にでも喜ばれそうなおやつはありがたい。
外国のおやつの中には、意外な組み合わせや、びっくりするようなものもあった。こういうものも、ちょっと挑戦してみようかと思う。

自分でも作れそうな気になってくる。楽しい絵本。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 秋の夜長の、温度や湿度まで伝わる   投稿日:2025/07/10
つきみのまつり
つきみのまつり 作: 羽尻 利門
出版社: 世界文化社
親子で近所の神社のお祭りに行くお話。

2023年刊行。
作中には場所を特定する記載はないが、個人的に東京の高尾山のリフトや、ハイキングコースの雰囲気を感じた。
タヌキなどの野生生物が多く出てくるところや、しっとりとした草木のしげる山の風景、熱気や匂いまで漂ってきそうな屋台の場面。どのページも、そこにいるような感じがする。

見開きページの全てに、文字を探すゲームもついている。
最初の方に、張り紙に「青い風船を探してください」とあり、本当に何か所かに風船を見つけた。
絵を見る楽しみが増える。

日本の古い時代から受け継がれてきた大事なものを、この絵本は伝えてくれている気がする。親子で夜中に出かけて、楽しい行事に参加できる治安の良さや、人々と動植物が共存する和やかな雰囲気が、これからも受け継がれて欲しいと思った。

お話を楽しむのも、単に絵を眺めて楽しむのも、両方できる素敵な絵本です。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい ラムネが手作りできるなんて   投稿日:2025/06/29
夏のおやつ
夏のおやつ 編集: 伝統おやつ研究クラブ
出版社: 偕成社
自宅で簡単にできる夏向けのおやつのレシピ本。

2016年刊行。日本のおやつ(白玉団子、他)、外国のおやつ(かき氷など)がいろいろ楽しめる。
作り方がわかりやすく、簡単なので、年齢問わずに初心者向けの料理本としておススメできる。

面白かったのはラムネ菓子。クエン酸とコーンスターチなどをいろいろ混ぜて、形を整え、数時間乾かすことで作ることができる!あれは、お菓子の工場で作るものだとばかり思っていたので、びっくりした。実際に作ったら、生地の硬さの調節が、意外と難しくて苦戦したが、どうにかできた。
見た目は今一つだが、味は美味しかった。

いろんなものを作って食べることは、やっぱりとても素敵な楽しみだ。実際に作ってみて、作る人の大変さや、技術力、創意工夫、材料のことなどがわかるので、食品を見る時に有難味が増す。
楽しい絵本・実用書です。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 人間はすごいことをやるものだと感心した   投稿日:2025/06/29
ダムをつくったお父さんたち
ダムをつくったお父さんたち 作・絵: かこ さとし
出版社: 偕成社
1983年に着工し、1988年に完成した、インドネシアのチタラ水力発電所の工事の様子を描いた絵本。

1988年刊行。現地の測量〜工事の完成までを、1つ1つ丁寧に描いている。作者は工学博士、技術士でもあるため、地面や構造物の断面や、重機類、技術的な説明をする図などがとても精密に描かれている。
素人でもわかるように、なるべく簡単に説明してくれる。
一部に写真も載っており、巨大な穴を地下に作った様子が、よくわかってびっくりした。
山を切り開いてダムや水路などをつくるので、そこに住んでいる動物たちも登場する。現地の人が働きに来たり、外国から技術者が来たりと、大変に大掛かりな工事であり、影響も大きかったことが伝わる。
人間の生活を便利で快適なものにしつつも、自然環境などをなるべく破壊しないように配慮している様子が伝わってきた気がした。

長い年月をかけて、大規模な工事をすることの大変さと、成し遂げた喜びなどが伝わってきて、素直に感動した。
先人たちの仕事や、苦労、思いを伝える絵本だ。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 昔の世界に浸れる短編ばかり   投稿日:2025/06/23
ミステリーセレクション(1) ミステリーは身をたすく
ミステリーセレクション(1) ミステリーは身をたすく 編: 赤木 かん子
出版社: ポプラ社
古い時代のミステリー作品、6篇収録。

「百万ポンド紙幣」マーク・トウェン(1893年)
「逃げるばかりが能じゃない」ヘンリイ・スレッサー
(1959年)
「サムの放送」ジョンストン・マッカレー(1926年)
「風変わりないたずら」アガサ・クリスティ(1941年)
「二十四羽の黒ツグミ」アガサ・クリスティ(1940年)
「怪人フーディーニの逃亡芸術」寺山修司(1981年)

 外国の、文化も生活も、考え方も違うところで起きた事件を想像し、更に謎解きをするという、頭を使う作品ばかり。
当時の風景を想像しながら読んでみました。

 特に印象に残ったのは「サムの放送」。
地下鉄で掏摸を生業にしている男性に、ラジオ放送でインタビューするという奇想天外な設定のお話。
痛快で皮肉の効いた展開が楽しい。

 有名な作家の作品を、ちょっとだけ読んでみたい人にお勧めします。
古い時代を舞台にした映画やお芝居が好きな人も、状況をいろいろと想像できるので楽しめると思います。
どちらかというと、大人向け。中高年向け。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい ちょうどこんな感じの小学校時代でした   投稿日:2025/06/19
びゅんびゅんごまがまわったら
びゅんびゅんごまがまわったら 作: 宮川 ひろ
絵: 林 明子

出版社: 童心社
学校の近くにある山の中を「遊び場」にしていた小学生たちが、「遊び場」を閉鎖されてしまった。新しい校長先生と交渉して「遊び場」を取り戻すお話。

1982年刊行。

私は昭和の後期に、ちょうど小学生だったので、ここに描かれているような雑木林のようなところで、遊んだ経験があります。誰かの所有している山林の一部を、学校が許可をとって、子どもたちのために開放していたようです。
アスレチックと当時は呼んでいましたが、自然の樹木を活かした手作りの遊具がいくつかありました。今思うと、なかなか危険な遊具でしたが、当時の小学生は大喜びで元気よく高いところに登ったり、危険な遊びを楽しんでいました。

だから、この絵本で出てくる少年が、無茶をしてけがをする場面の子どもたちの心情がよくわかります。
自然と戯れる遊び場には、人間が作った公園とは違った魅力があり、代用が効かないものでした。

そんな懐かしい思い出が、妙にリアルに感じられました。

ただ、本書にでてくるような天邪鬼でやんちゃな校長先生は、見たことがないです。
型破りで、やや独善的とも言える校長先生ですが、そんな大人と渡り合う子どもたちも、充分に曲者で、なかなか面白いお話でした。大人になっても、それぞれ活躍しそうな頼もしさがありました。

いろんな意味で、昭和的な絵本だと思いました。
昭和世代、特に田舎で育った方は、懐かしい場面が多くあるのではないかと思います。
なかなか、大人むき。

今の現役の子どもたちは、「危険な」遊具は全面禁止らしいし、自然と触れ合う遊びや、学校の在り方なども変わっているようなので、どう感じるのでしょうか?
今の感覚と違うから、意外と新鮮に感じるかもしれません。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 知らないことだらけ   投稿日:2025/06/19
神社のえほん
神社のえほん 作・絵: 羽尻 利門
出版社: あすなろ書房
神社の行事や、働いている人、建物などの構造や働き、存在意義などを教えてくれる絵本。

2022年刊行。小さいころから、近所に神社があって、何かと神社に行く機会も多かったが、改めてこういう本を読むと、知らないことがたくさんあった。
見慣れてた景色になってしまうと、敢えてその意味を考えたりしないので、いい機会になった。

昭和生まれにな特に懐かしさを感じる、素敵な絵だ。
人物も、人物ではないものも、実に生き生きとしていて、体温や湿度、匂いまで伝わってきそう。
神秘的な世界にちょっと入ったような臨場感があった。

外国の人や、神社関係のの文化や習慣を知らない人にもおススメしたい。
大人が読んでも十分に楽しめ、かつ勉強になる一冊。
参考になりました。 0人

969件中 1 〜 10件目最初のページ 前の10件 1 2 3 4 5 ... 次の10件 最後のページ

人気作品・注目の新刊をご紹介!絵本ナビプラチナブック

出版社おすすめ


全ページためしよみ
年齢別絵本セット