びゅんびゅんごまがまわったら」 渡”邉恵’里’さんの声

びゅんびゅんごまがまわったら 作:宮川 ひろ
絵:林 明子
出版社:童心社 童心社の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:1982年07月
ISBN:9784494006038
評価スコア 4.77
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  • 学校の近くにある山の中を「遊び場」にしていた小学生たちが、「遊び場」を閉鎖されてしまった。新しい校長先生と交渉して「遊び場」を取り戻すお話。

    1982年刊行。

    私は昭和の後期に、ちょうど小学生だったので、ここに描かれているような雑木林のようなところで、遊んだ経験があります。誰かの所有している山林の一部を、学校が許可をとって、子どもたちのために開放していたようです。
    アスレチックと当時は呼んでいましたが、自然の樹木を活かした手作りの遊具がいくつかありました。今思うと、なかなか危険な遊具でしたが、当時の小学生は大喜びで元気よく高いところに登ったり、危険な遊びを楽しんでいました。

    だから、この絵本で出てくる少年が、無茶をしてけがをする場面の子どもたちの心情がよくわかります。
    自然と戯れる遊び場には、人間が作った公園とは違った魅力があり、代用が効かないものでした。

    そんな懐かしい思い出が、妙にリアルに感じられました。

    ただ、本書にでてくるような天邪鬼でやんちゃな校長先生は、見たことがないです。
    型破りで、やや独善的とも言える校長先生ですが、そんな大人と渡り合う子どもたちも、充分に曲者で、なかなか面白いお話でした。大人になっても、それぞれ活躍しそうな頼もしさがありました。

    いろんな意味で、昭和的な絵本だと思いました。
    昭和世代、特に田舎で育った方は、懐かしい場面が多くあるのではないかと思います。
    なかなか、大人むき。

    今の現役の子どもたちは、「危険な」遊具は全面禁止らしいし、自然と触れ合う遊びや、学校の在り方なども変わっているようなので、どう感じるのでしょうか?
    今の感覚と違うから、意外と新鮮に感じるかもしれません。

    投稿日:2025/06/19

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