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昔の世界に浸れる短編ばかり
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投稿日:2025/06/23 |
古い時代のミステリー作品、6篇収録。
「百万ポンド紙幣」マーク・トウェン(1893年)
「逃げるばかりが能じゃない」ヘンリイ・スレッサー
(1959年)
「サムの放送」ジョンストン・マッカレー(1926年)
「風変わりないたずら」アガサ・クリスティ(1941年)
「二十四羽の黒ツグミ」アガサ・クリスティ(1940年)
「怪人フーディーニの逃亡芸術」寺山修司(1981年)
外国の、文化も生活も、考え方も違うところで起きた事件を想像し、更に謎解きをするという、頭を使う作品ばかり。
当時の風景を想像しながら読んでみました。
特に印象に残ったのは「サムの放送」。
地下鉄で掏摸を生業にしている男性に、ラジオ放送でインタビューするという奇想天外な設定のお話。
痛快で皮肉の効いた展開が楽しい。
有名な作家の作品を、ちょっとだけ読んでみたい人にお勧めします。
古い時代を舞台にした映画やお芝居が好きな人も、状況をいろいろと想像できるので楽しめると思います。
どちらかというと、大人向け。中高年向け。
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ちょうどこんな感じの小学校時代でした
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投稿日:2025/06/19 |
学校の近くにある山の中を「遊び場」にしていた小学生たちが、「遊び場」を閉鎖されてしまった。新しい校長先生と交渉して「遊び場」を取り戻すお話。
1982年刊行。
私は昭和の後期に、ちょうど小学生だったので、ここに描かれているような雑木林のようなところで、遊んだ経験があります。誰かの所有している山林の一部を、学校が許可をとって、子どもたちのために開放していたようです。
アスレチックと当時は呼んでいましたが、自然の樹木を活かした手作りの遊具がいくつかありました。今思うと、なかなか危険な遊具でしたが、当時の小学生は大喜びで元気よく高いところに登ったり、危険な遊びを楽しんでいました。
だから、この絵本で出てくる少年が、無茶をしてけがをする場面の子どもたちの心情がよくわかります。
自然と戯れる遊び場には、人間が作った公園とは違った魅力があり、代用が効かないものでした。
そんな懐かしい思い出が、妙にリアルに感じられました。
ただ、本書にでてくるような天邪鬼でやんちゃな校長先生は、見たことがないです。
型破りで、やや独善的とも言える校長先生ですが、そんな大人と渡り合う子どもたちも、充分に曲者で、なかなか面白いお話でした。大人になっても、それぞれ活躍しそうな頼もしさがありました。
いろんな意味で、昭和的な絵本だと思いました。
昭和世代、特に田舎で育った方は、懐かしい場面が多くあるのではないかと思います。
なかなか、大人むき。
今の現役の子どもたちは、「危険な」遊具は全面禁止らしいし、自然と触れ合う遊びや、学校の在り方なども変わっているようなので、どう感じるのでしょうか?
今の感覚と違うから、意外と新鮮に感じるかもしれません。
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知らないことだらけ
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投稿日:2025/06/19 |
神社の行事や、働いている人、建物などの構造や働き、存在意義などを教えてくれる絵本。
2022年刊行。小さいころから、近所に神社があって、何かと神社に行く機会も多かったが、改めてこういう本を読むと、知らないことがたくさんあった。
見慣れてた景色になってしまうと、敢えてその意味を考えたりしないので、いい機会になった。
昭和生まれにな特に懐かしさを感じる、素敵な絵だ。
人物も、人物ではないものも、実に生き生きとしていて、体温や湿度、匂いまで伝わってきそう。
神秘的な世界にちょっと入ったような臨場感があった。
外国の人や、神社関係のの文化や習慣を知らない人にもおススメしたい。
大人が読んでも十分に楽しめ、かつ勉強になる一冊。
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子どもたちの戦争
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投稿日:2025/06/12 |
第二次世界大戦中、小学生だった少年が体験した戦争に行く身近な大人たちと、その家族の様子。少年が大人になってから作文に書いたものを絵本化。
2015年刊行。巻末の後書きによれば、小学校で、父母に戦時中の体験を作文に書いてもらうという宿題が出された時、父の大島渚(映画監督)が忙しい中、すぐに書いてくれた、という。
息子の武は、当時はその作文に込められた思いなどがあまり理解できずにいた、という。
しかし、このような形で世に出た。
父が体験した戦争の、辛い出来事と、戦争はしてはいけないという強い思いが、そうさせたのだと私は思う。
ここで描かれていることは、爆撃や実際の戦場の悲惨な様子ではないが、とても残酷で辛い体験だ。家族が兵隊にとられた人たちのその後の様子が、淡々と語られている。ダイナミックな絵でもって、台詞がない部分にも、多くの言葉や思いが表現されている。
間接的な表現だからこそ、余計に伝わってくるものがある。
やっぱり、どうやっても戦争はやらない方がいい。
改めて思う。
戦争を知らない世代に、伝わりやすい表現ではないだろうかと思う。
ショックな出来事があった後、心が傷付き、行動がすさんでいく様子や、心の変化が言動に表れる様子もよくわかる。画家の圧倒的な表現力に、しびれる。
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外国の文化のかほり
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投稿日:2025/06/05 |
芸術のコレクションや、彫刻などが謎解きのカギとして出てくるミステリー4篇を収録。
「トロイヤの馬」エラリー・クイーン 1939年
スポーツの試合中に起きた宝石の盗難事件を推理する話
「キリコ・キリコ」北森鴻 2001年
絶縁していた親族からの遺品相続に関する謎解き
「ローマン・キッド」ポール・ギャリコ 1961年
古代の遺跡にまつわるミステリと恋愛
「六つのナポレオン」コナン・ドイル 1904年
シャーロックホームズが挑む、奇妙な盗難事件
2つの作品は、外国の文化や歴史などに明るいと、よりお話が楽しめると思った。外国人の感覚が新鮮で、謎解きよりも、男女の恋愛の作法や、強烈な差別意識などに触れるのが面白かった。
キリコ・キリコは、日本人作家が書いたものなので、情景が想像しやすく、感情移入もしやすくて、よりリアルな感じで楽しめた。
いずれも大人向けの作品だと思った。中学生以上なら、楽しめるかもしれない。洋楽や洋画が好きな人向け。
文字が大きく、物理的には読みやすい。
異文化を試したい人におススメします。
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あんまりちいさいと不思議な感じ
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投稿日:2025/06/02 |
1/10ずつ小さくなっていくと、どういう世界が見えるのかを教えてくれる科学絵本。
1996年刊行。工学博士、技術士でもある筆者が、丁寧にわかりやすく描いた極微細な世界。最初は人間の子どもや動物など、身近なものから始まり、アメーバーやウイルスなどを経て、分子や原子といった世界に突入し、最終的にはもっと小さい世界になっていき…
自分の見知っているものが一つも出てこない極省の世界は、不思議な世界でわけがわからない。こういうことを発見したり研究しているのが同じ人類とはとうてい思えない。
よくわかったなあ〜と感心する。
この極微の世界の技術が、これからどういうふうに生かされていくかが楽しみだ。
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本当に木の葉っぱにそっくりでびっくり
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投稿日:2025/05/26 |
沖縄で見られるコノハチョウの住んでいる場所や、卵から成虫になるまでの様子、暮らし方などを取材した写真絵本。
2005年刊行。著者は子どものころにみた「昆虫図鑑」でコノハチョウの魅力に取りつかれ、コノハチョウに会いに行くために大学を沖縄に選んだという。このどもの頃の憧れを追い求め続けて、人生を豊かで素敵なものにしていったなんて、素敵だ。
植物の形に似せて身を守ったりする昆虫は、たくさんいるらしく、本書でも一部の蝶や蛾などが紹介されている。
本物の植物みたいでビックリする。写真で見ると止まっているから、余計にビックリ。これは実際に見てみたい!
特にコノハチョウは、羽がボロボロになると、余計に枯れ葉に似てくる。弱ってきて、更に防御力が高まるような気がして、自然の素晴らしい知恵や愛情に触れた気がした。
生き物が豊かに住める自然環境が守られますように。
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実話。本当に実話ですよ。
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投稿日:2025/05/26 |
和歌山電鐵「貴志川線」の、貴志駅で飼われていた猫が起こした奇跡を、絵本で紹介。
2023年刊行。2007年1月に、実際に貴志駅の駅長に任命された三毛猫のたま。帽子をかぶり、改札口でお客さんに愛想を振りまくお仕事で一躍大人気に。おかげで廃止が予定されていた貴志川線は、見事に復活。その後、一生を駅の業務に捧げたたまは、ホーム内に「たま大明神」として祀られ、今も皆さんの無事を見守っている、という。
すごい話だと思う。
ニュースで取り上げられた時は、一時的なブームだと思っていたが、いまだにこのように作品が出版されたり、後輩の猫駅員が誕生して、引き続き活躍したりしていて、素敵だ。
動物と人間と、仲良く豊かに平和に暮らしていける社会が実現していて、心があったまる。
素敵な話で、いつ読んでも心がきれいになる気がする。
大事にしたい実話。
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科学がわからなくても、楽しめる
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投稿日:2025/05/22 |
謎解きのヒントに、科学が関係するミステリを4話収録。
「凶器は資格の奥底に」柄刀一(2004)
「贋物(Phony)のPh」アイザック・アシモフ(1974)
「星空にリュクトシキップ」芦辺拓(2007)
「橙色の人」バートン・ルーチェ(1967)
凶器の隠蔽や、犯人の裏をかく計画などに、科学の知識をフル稼働させた作品ばかり。
科学が苦手な人でも、物語は楽しめる。
科学的な説明の部分をとばして読んでも、物語の理解には困らないが、一応、文字列を目で追うくらいの努力はしてみた。
発表されたのが、かなり古い作品も交じっており、
当時と今では時代も、国も文化も大いに違っているけど、
それでも普通に読み物として楽しめるところがスゴイ。
子ども向けの書籍だが、個人的には大人向けだと思った。
短編なので、気楽に読めるのがありがたい。
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意外な展開で面白い
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投稿日:2025/05/13 |
犬・猫が主役、または重要な役割を演じる短編ミステリー3話収録。
「マフィアの虎猫」エドワード・D・ホック 1972年発表
「正太郎とグルメな午後の事件」柴田よしき 2001年発表
「おとといのおとふ」芦原すなお 2000年発表
個人的には猫の探偵が事件を推理する「正太郎」が印象に残った。女性のライターの主人公が飼っている猫「正太郎」は、冷静沈着な賢い猫探偵。犬のサスケと一緒に、おかしな事件を推理する話。すこし前の日本が舞台なのでわかりやすい。
どの話も、陰惨な場面は出てこないで、軽い謎解きと、軽快な話の展開が楽しめる。ミステリ初心者も安心して読める。
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