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多くの人に希望を与える生き様
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投稿日:2025/03/12 |
世界中で大人気の「テディベア」を作った女性の人生を辿る物語。
2011年刊行。巻頭にはカラー写真、巻末にはマルガレーテ・シュタイフの年表、生まれ育ったギンゲンの写真、博物館や参考資料などもある。
1847年、南ドイツ生まれ。1歳半で脊髄性小児まひで車いす生活になる。1880年、33歳の時、フェルトで象をつくり、政界で初めてのぬいぐるみが誕生した。1902年、55歳の時に熊のぬいぐるみを発売。のちのテディベアとなる。
女性や、障碍者が生きにくい時代に、明るく親切な人柄でみんなに好かれ、不断の努力を重ねて人生を切り開いていった。
父も母も、彼女に惜しみない愛を与え、周囲の人と良好な関係を作り上げ、相互に助け合いながら事業を成功させていった。
彼女が残した功績は大きく、女性の社会進出や経済的な自立への啓蒙・支援をした。そして、障害があっても本人に適した仕事で経済的にも豊かになれることを証明した。
今でも世界中で愛されているぬいぐるみに、こんな素晴らしい人たちが関わっていると知って感激した。
現地で取材し、精一杯の愛情をこめて書き表した著者の表現力も素敵だ。
困難に打ち勝っていくマルガレーテに勇気づけられる一冊。
やはりやるべきことをしっかりやって、人に好かれて助け合い、良好な関係を築き、運も良いことが成功につながると思った。
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地球は不思議でいっぱい
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投稿日:2025/03/12 |
ドラゴンの卵と呼ばれている鉱物について解説した科学絵本。
2010年刊行。
著者は本の装丁をするデザイナーが本業。遺跡の写真や意思のコレクションも紹介している素敵な方。
土の中に長年埋もれていた古代の生物の卵の化石のよう。
割ってみるまで、中の構造がどうなっているかわからないところも、不思議な魅力がある。
実際には、複数の鉱物が集まった石だ。割った時の模様が素敵で、集めている人もたくさんあるという。
コレクター心、冒険心をくすぐられる魅力的な鉱物である。
本書は大型本で、豪華な写真がたっぷり見られる。
大きく引き伸ばしてあるので、不思議な石の中身が見られてゴキゲンだ。
地球上にはまだまだ不思議な、楽しいものがたくさんあるとわかって、ワクワクする。
いつか実際にこういう石を探しに行きたい。
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そんなものが欲しかったのか!?
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投稿日:2025/01/08 |
汗水たらして働いて買った特急券で、新幹線の素敵な旅を楽しみ、ついでにどうしても欲しいものを手に入れるお話。
2009年刊行。ネタバレを避けながら感想を書くのが非常に難しいお話なので、是非とも買って読んで欲しい。
切り取って遊ぶ付録もついているので、是非とも買って楽しんで欲しい。
話しの本筋と関係ないところでも、面白さ満載。
裏表紙の「大金持ち ガバリス夫人」の豪華・ブランド物で完全武装した素敵なファッションが素晴らしい。パロディ力とオヤジギャグのセンスが光る。
このお話は、今までに出てきた悪役キャラが体を張っていろんなことをしてくれるので、今までのお話を読んでいると更に楽しめるので、是非ともシリーズを全部買って読んでから、本書を読んで欲しい。
そんな作者の心の声を、頼まれもしないのに代弁してみました。
普通に面白いし、ツッコミどころも満載で読者を飽きさせません。ここまでくると名人芸と言えるサービス精神に、私も生き方を見習おうと思いました。
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社会派!ゾロリ
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投稿日:2024/12/28 |
子分を人質にとられたゾロリが、金貨を取り戻すために大冒険するお話。
2008年刊行。エコな都市をつくると言いつつも、実態は親族との癒着と利益の独占、的外れな目くらましで市民を騙して私腹を肥やしている行政。それと対決する市民たち。
子ども向けのギャグ漫画とは思えない設定で、泥棒一家ゾロリに大冒険させる作者のセンスが素晴らしい。
「誰も使用しない建物」を4つも作るという、凄まじさが笑える。行政関係に知り合いは皆無だが、世間の目はそんなところだと私も思う。
お話自体は、ハラハラドキドキの楽しい展開だが、
お話の本筋とは関係なさげな背景や、設定などに、作者が声を大にして言いたいことが全面的に描かれている気がした。
大人になると、素直に物語を楽しむよりも、作家の意図を探る面白さに目覚めて、斜めに物事をとらえてしまうなあ。
と言いつつも、面白かった。
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騙されるのは快感か
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投稿日:2024/12/18 |
バカに安いカレーをめぐって、ゾロリ一家が超能力にあこがれる子どもたちを利用してズルく儲けようと画策するお話。
2008年刊行。
往年の超能力ブーム(ユリ・ゲラーのスプーン曲げなど)を知っている中高年には、いろんな箇所に懐かしい思い出がチラホラ垣間見られる楽しいお話。小学校の給食の時間に、スプーンを無理やり曲げようと頑張った。それは徒労に終わったが、本書に出てくる子どもたちは、少しだけ持っている超能力をフル活用して、活躍している。いいなあ。
ゾロリの食欲・物欲がかなりの超能力として発揮されるのが愉快だ。やっぱり人間は欲求、それも下世話な欲望が一番強く現実に作用するのだ。この泥臭さが、本シリーズの美味しいところ。正直な気持ちの吐露が素敵過ぎる。
最終的にはいい話のようになってしまうのが、泥棒としては不名誉かもしれないが、読者的には安心して子どもに与えられる。なかなか素敵な孝行物語、人情モノとも言える。
バカな設定が満載なのに、どうしてか妙に感動して心が熱くなるのが不思議。それこそ、作者の超能力だ。
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ダイエットあるある特集みたい
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投稿日:2024/11/20 |
前作「大ぐいせんしゅけん」で強烈に太ってしまったゾロリ一家が、スリムな体に戻るべく奮闘するお話。
2007年刊行。ダイエット商戦は時代によって流行り廃りがあり、面白い。このお話に出てくるいろんなダイエット法は、実際に流行したものや、そこからヒントを得て適当に書いたものまでいろいろある。
騙される人もあるし、ダイエットをしていないのに痩せた人もある。ダイエットに関する悲喜劇こもごもが、ゾロリたちを通して心に迫る。(大人の意見)
当事者としては、やせる&ふとるは切実な問題。
あれこれ試しては挫折し、次へと希望をもって明るく朗らかに進んでいくゾロリたちに勇気をもらう。
今回も、いろいろ悪事とは別の才能を花開いて、カッコいい楽しい話でした。妙なところで影響を受けて、私も運動して見ようと思った!
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昔の某・テレビ番組を思い出して笑った
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投稿日:2024/11/20 |
テレビ関係者にスカウトされて、大食い選手権番組に出演することになったゾロリ一家の雄姿を描いた作品。
2007年刊行。某・テレビ局が「〇〇選手権」を盛んに放送していた時代を思い出せる世代には、小ネタも全てワラえる。
大食いはいろんな人が、いまだに挑戦しているらしい。
あれはどういう体の構造いなっているのだろうか??
作品は、いろんな意味で「意外性」があり、楽しい。
人は見かけによらないという、それをお話のあちこちで表現していて、ワラえる。筆者は本当によく人を観察しているのだと思った。
大食いギャルキャラの女子の、職人根性と向上心が素敵。
ゾロリも負けずにあれこれとやってくれて、ますますいろんな才能が無限に開いて行って爽快だ!
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震災への鎮魂歌
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投稿日:2024/11/20 |
2011年に起きた東日本大震災を経験した母親が、最愛の息子の死を受け入れる過程で生まれた絵本。
一人の少年に鎮魂と平和への思いを託す。
2013年刊行。作者は津波で当時25歳の息子を亡くす。
その後に経験したさまざまな心身症、PTSD等を通し、生まれてきた言葉を紡いだのが本書だという。
本書は澄み切った美しい絵と、純粋無垢な言葉が印象に残る。
筆者が長い歳月をかけて、精製していった想いが、画家を通して結晶化したように感じられる。
短い言葉と、透明感のある素敵な絵の絵本。
誰でもページを開いて読める本ではあるが、内容をくみ取るのには覚悟がいる気がした。
筆者の純粋な思いを受け止められるだろうか。
ともあれ、本書を読んでも読まなくても「生きている」「活かされている」ことに、感謝しようと思った。
私にとっては読むのにちょっと勇気が要った絵本。
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懐かしい虫たち
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投稿日:2024/11/12 |
日本の田んぼで見られる昆虫を特集した写真絵本。
2005年刊行。春〜冬までの季節で行う農作業(米づくり)と、そこにいる虫たちを丁寧に取材して、愛情と好奇心いっぱいの目で撮影した様子が伝わって来る。
自分が子どもの頃は、田んぼがある生活があまり好きではなかったので、そこにいる生き物たちには関心が薄かった。
大人になって田舎を離れて何年もしてから、ようやく田んぼに居たたくさんの生き物たちの豊かさや尊さがわかってきた。
イナゴの一生や、水の中に住む生き物たち、最近は数が少なくなった昆虫など、いろんな角度で生き物をたくさん紹介してくれている。
生き物と楽しく暮らせる世界が素敵だと思えた。
田んぼがある生活は豊かだなあと、素直に思えた。
大人にも読んでもらいたい一冊。
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生き物の逞しさと尊さがわかる本
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投稿日:2024/11/12 |
九州北部の、人が多く住む地域にある水路に、多くの種類の生き物が逞しく住み着いている様子を取材した写真絵本。
2011年刊行。ゴミだらけの水路に大きな魚やザリガニなどがたくさんいるという。お友達からの情報を確かめに行った写真家の、新鮮な驚きや、その後にいろんな調査・考察をした様子が楽しく伝わって来る。
もともと地域に居た生物も、外来種も一緒になって暮らしている。水路は水田の関係で大昔に作られたものだという。
人間の生活が生き物に大きな影響を与えていることがよくわかる。
外来種や環境については、いろんな意見があると思う。
私は個人的には、生き物はどんな生き物も命の尊さは一緒だと思っている。それぞれの生き物が快適に過ごせて、地球や宇宙が楽しくて美しい場所であるようにと思った。
生き物に対する筆者たちの温かい気持ち、真摯な思いが伝わり心がほっこりする一冊。
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