
「百ポンド紙幣」「風変わりないたずら」「怪人フーディーニの逃亡芸術」など7編を収録。

古い時代のミステリー作品、6篇収録。
「百万ポンド紙幣」マーク・トウェン(1893年)
「逃げるばかりが能じゃない」ヘンリイ・スレッサー
(1959年)
「サムの放送」ジョンストン・マッカレー(1926年)
「風変わりないたずら」アガサ・クリスティ(1941年)
「二十四羽の黒ツグミ」アガサ・クリスティ(1940年)
「怪人フーディーニの逃亡芸術」寺山修司(1981年)
外国の、文化も生活も、考え方も違うところで起きた事件を想像し、更に謎解きをするという、頭を使う作品ばかり。
当時の風景を想像しながら読んでみました。
特に印象に残ったのは「サムの放送」。
地下鉄で掏摸を生業にしている男性に、ラジオ放送でインタビューするという奇想天外な設定のお話。
痛快で皮肉の効いた展開が楽しい。
有名な作家の作品を、ちょっとだけ読んでみたい人にお勧めします。
古い時代を舞台にした映画やお芝居が好きな人も、状況をいろいろと想像できるので楽しめると思います。
どちらかというと、大人向け。中高年向け。 (渡”邉恵’里’さん 40代・その他の方 )
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