沖縄で見られるコノハチョウの住んでいる場所や、卵から成虫になるまでの様子、暮らし方などを取材した写真絵本。
2005年刊行。著者は子どものころにみた「昆虫図鑑」でコノハチョウの魅力に取りつかれ、コノハチョウに会いに行くために大学を沖縄に選んだという。このどもの頃の憧れを追い求め続けて、人生を豊かで素敵なものにしていったなんて、素敵だ。
植物の形に似せて身を守ったりする昆虫は、たくさんいるらしく、本書でも一部の蝶や蛾などが紹介されている。
本物の植物みたいでビックリする。写真で見ると止まっているから、余計にビックリ。これは実際に見てみたい!
特にコノハチョウは、羽がボロボロになると、余計に枯れ葉に似てくる。弱ってきて、更に防御力が高まるような気がして、自然の素晴らしい知恵や愛情に触れた気がした。
生き物が豊かに住める自然環境が守られますように。