ある夏の日、11歳の少年マーティは、ビーグルの子犬に出会います。飼い主は嫌われ者のジャド。普段からひどい目にあわされているのか、マーティが近づくと後ずさり、声も出しません。マーティは、ジャドから子犬を守ろうと決意し、「シャイロー」と名付け、家族にも内緒でこっそり世話をしはじめます。しかしシャイローを守るためには、つきたくもない噓をつかなくてはならず、マーティは悩み、考えます。「本当に正しいこと」って何なのだろう? 子犬との出会いをきっかけに、成長していく少年の姿を描いたさわやかな物語。
小学校高学年の読書によさそうな1冊に思います。
夏の読み物としてもいいですね。
ペットに憧れていた小学生時代だったので、内緒でも飼いたい気持ちがよくわかります。
でも、内緒というのは嘘や騙すことにも繋がってしまうんですよね。
少年の成長と犬との爽やかな日々が愛おしい1冊に思います。 (まゆみんみんさん 40代・ママ 女の子10歳)
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