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翻訳者 柴田元幸さんにインタビューしました!
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ゴーリーを彷彿させる(?)作家イアブラス氏の未完の「新作」をめぐるものがたり。ゴーリーのすべてのエッセンスがつまった素晴らしいデビュー作、ついに邦訳登場!

ゴーリーの自伝?!と思ったらこれ1冊目なんですね。確かに他のゴーリー作品とは毛色が違っていました。文章がいつもの100倍くらいある。笑
イアブラス氏がゴーリーなのかなと思いきや、それ以降の作品でゴーリーとして描かれているキャラがおもむろに出てきてびっくり。ひとまずイアブラス氏の話として読みました。
出版社や町などの名前がユーモアたっぷりで、思わず声に出して読みたくなるようなものも。文章の多さ(ゴーリーにしては、です。そんなすごい長いわけではない。笑)に目がくらみそうですが、そういった細かいところまで着目すると楽しいです。
なにかを作り出す大変さを知ってから読んだ方が深みを感じられるので、そういった意味では大人向けかもしれません。残酷な描写などはないので子供が読んでも問題ないですが、なにこれ?で終わっちゃうかも。 (たちばなさん 30代・ママ 女の子7歳)
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