講談社児童文学新人賞受賞の鮮烈デビュー作 コスプレ衣装に憧れ、懸命に自分の居場所をみつけようとする中学生の明音。彼女の学校での友人、学外での出会いを通じて、心の揺らぎを活写したYA小説。
薄い胸やすんなりした手足でいたい、と自分の大人になってきた体に嫌悪感を持つ思春期の少女 明音。
モデルにならないかと声をかけられた彼女はアニメキャラのコスチュームを作ってもらうのを条件にモデルに。
友人関係、なりたい自分になれない自分…明音の思いが描かれていてよかったです。
明音の母親が子供たちにお話会をしている人というのもあって、童話や絵本がちらちらと出たのも少し嬉しかったです。
思うものが思うように作れないという葛藤は分かる気がします。 (みちんさんさん 30代・ママ 女の子4歳、女の子2歳)
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