海があって、山があって、自然の生き物もたくさんいて、むかしむかしには、おさむらいさんがたくさん活躍した、伝統あるまち「鎌倉」。
そんな鎌倉に“子どもの居場所”をつくるため、「鎌倉てらこや」は誕生しました。
鎌倉てらこやでは、子どもたちと一緒に、たくさんの大学生のお兄さんやお姉さんたちが遊んでいます。
この絵本は、鎌倉てらこやで実際に起きている、いろいろなことをして遊ぶ子どもたちと、たくさんの大学生のお兄さんとお姉さんのものがたりです。
◆もくじ◆
・鎌倉てらこや ・古木の年齢 ・みづきちゃんの笹舟 ・はじめてのラクガキ ・いただきます ・学びの時間 ・泥合戦 ・ズル合戦 ・浜辺の運動会 ・お寺で朗読発表会 ・陶芸体験〜あきらめなかったお皿〜 ・資料
鎌倉てらこや
2003年精神科医森下一の呼びかけに、鎌倉の宗教界、経済界、教育界、文化人が呼応して「鎌倉てらこや」を設立。以降、鎌倉の豊かな自然、歴史、文化を活かした体験活動を子どもたちに届けている。2007年NPO法人格を取得。2009年より子どもたちの日常の居場所「てらこやハウス」を大船の商業ビルの一室に開設。2010年からは、鎌倉市内の学童保育に大学生を派遣する公教育サポート事業をスタート。現在は、鎌倉の地域特性や教育資源を存分に活用した「地域事業(お寺合宿、陶芸教室、地域散策、朗読会等)」、平日の放課後と土曜日に開設している「居場所づくり事業(てらこやハウス)」、学童保育へ学生を定期的に派遣する「出向事業」を3つを活動の柱に、年間約600回活動を開催。年間約1万人(のべ)の子どもたちと関わっている。
運営を担うのは、精神科医、お寺の住職、大学教授、会社経営者、シルバーボランティア、会社員、大学生、主婦、保護者、小学校教師など、世代も立場も異なる多様なメンバー。
地域総がかりによる地域教育モデルを確立。現在、全国約40箇所の地域にて「てらこや」が展開されている。
ホームページ:https://kamakura-terakoya.net/
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