向井航、小学六年生。東京の強豪スイミングクラブで、速くなることだけを目指して打ち込んできたが、ある日を境に挫折し水泳から遠ざかっていた。そんなとき、引っ越した佐渡で出会った同級生の海人・信司・龍之介の三人は、地元のプール存続のため、航を水泳に誘ってくるが……。
荒ぶる十代の熱が水の中を疾走する、佐渡が舞台のガチ青春競泳小説!
プロローグ …3
1.水泳はチームプレー!? …7
2.おれと勝負しない? …31
3.一センチ先の世界 …83
4.オレ様 …119
5.限界の先なんてあるのかよ …181
6.佐渡市小学校水泳競技大会 …231
7.おれたちの泳ぐ意味 …293
エピローグ …353
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