
ウクライナ戦争、北朝鮮のミサイル連続発射、台湾……それらにかこつけて、9条では平和は守れない、防衛費をGDP比2%に引き上げ、敵基地攻撃能力を持つべきだと喧伝されている。 果たしてそうなのか。「戦争」の危機に対抗するのは軍備なのか。核戦争と気候変動をも考えると、私たちはいま、まさに人類と地球の危機に立ち会っている。 どうすればよいのか。本書は、前のめりにならず、あらためて第二次世界大戦以後の歴史をふまえ、国連憲章、日本国憲法の理念を再確認し、今日の時代を〈地球時代〉の視点からとらえ直すことを提起する。
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