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直木賞作家・西加奈子
「サラバ」「i」に続く、待望の短編集
反響続々! !
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「人はいなくなっても、言葉は残る。
誰かの言葉に縛られる絶望は、誰かの言葉に守られている希望に替えていけばいい。
本書の物語は、そう力強く告げている。」
――文月悠光(詩人)
「「燃やす」を読んで、自分の中にいた小さい頃の自分を思い出して泣きました。」 (読者)
「誰にも知られない苦しみによりそってくれる、おまもりみたいな本」 (読者)
大人になって、大丈夫なふりをしていても、
ちゃんと人生のページをめくったら、傷ついてきたことはたくさんある――。
それでも、誰かの何気ないひとことで、世界は救われる。
悩んだり傷ついたり、生きづらさを抱えながらも生きていく
すべての人の背中をそっと押す「魔法のひとこと」を描いたキラメキの8編。
「あなたを救ってくれる言葉が、この世界にありますように」――西加奈子
【収録作品】
1 燃やす
「あなたは悪くないんです。」
2 いちご
「東京ちうたら、とちおとめとあまおうがしのぎを削っとるとこじゃな。」
3 孫係
「私たちは、この世界で役割を与えられた係なんだ。」
4 あねご
「あなたがいてくれて、本当に楽しいです。」
5 オーロラ
「戻って来るのはあんただよ。」
6 マタニティ
「弱いことってそんないけないんですか?」
7 ドブロブニク
「おめでとう。」
8 ドラゴン・スープレックス
「お前がお前やと思うお前が、そのお前だけが、お前やねん。」
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