歌う民衆と放歌高吟の近代 放歌民衆から唱歌・軍歌を歌う国民へ

歌う民衆と放歌高吟の近代 放歌民衆から唱歌・軍歌を歌う国民へ

著: 永嶺 重敏
出版社: 勉誠出版

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作品情報

発行日: 2022年05月31日
ISBN: 9784585370031

288ページ

出版社からの紹介

万葉時代に若い男女が愛を歌い交わした「歌垣」、船唄や木遣り歌などの仕事唄など、古来日本人の生活は歌とともにあった。
しかし、明治になり、文明開化の流れの中で、卑猥な歌詞の俗謡、乱酔放歌などの暴行事件などが多発したことにより、放歌―辺りかまわず大声で歌うこと―は野蛮な行為と見なされ、処罰の対象となった。
日常生活のありふれた行為であるがゆえに、意識されず、記録に残されることの少なかった「放歌」の歴史を、犯罪記録として残った資料、多数の図版とともに丹念に紐解く。
明治の民衆の「歌う文化」を見つめなおす格好の一冊!

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