学校教育では、人としての「生き方」に自覚的になることの重要性が唱えられている。
自らの生き方を自覚し生きる力を養うために、「知・徳・体」の育成が掲げられている。
これら3 つのうち、「徳」とは何だろうか。
「徳」の育成が生きる力を養うことになるとはどういうことだろうか。
そして、学校という場で営まれる様々な教育活動は、具体的なところ、徳を育むことにどのように関わるのだろうか。
本書は、徳を理論と実践の両面から多角的に捉えることでこうした問いに応えようと編まれた一冊である。
【ターゲット】
哲学・教育哲学・教育学分野の研究者
学校等の教育現場に携わる教職員
教育行政に関わる役人
徳や教育に関心をもつ一般読者
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