〈百科事典〉とあだ名されるブラウン少年が探偵事務所を開きました。「おたずねもの強盗事件」など、謎解きが楽しめる15編収録。
主人公が5年生ということで、最初に5年生で読んだのでいつも5年生でやってしまいます。
絵に注目しているほうが、集中して聞いてくれる気がするので、読み物はたまにしか読まないのですが、この本に限っては、「聞いていなかったらわからないよ〜。」のひとことでスタートします。
主人公のロイ・ブラウンは「歩く百科事典」というあだなで呼ばれています。
大学の先生よりもたくさん本を読み、読んだことがそっくり頭につまっているからです。
お父さんは町の警察署の署長なのですが、難しい事件をロイに解決してもらうこともあるくらい。
ロイがお手本にしているのは、シャーロック・ホームズ。
人の話をよく聞き、よく観察して答えを出します。
つまりはお話をよく読めば(聞けば)、必要な情報があって答えられる仕組みなんです。
ただ、理科の知識が必要だったり、舞台もアメリカなので日本人が常識では知らないこともあったり、おまけに時代が古い!
耳で聞いただけでヒントに気がつくお話は限られるかもしれません。
でもこの一巻で15話入っていて、五巻もありますから。(図書館では、ハードカバーで10巻の改定版もありました)
推理に直接関係ない部分を省いたりして、なるべくゆっくり読みます。
わからないときは、誘導したりもしますが、結構だれかが何か言うので、そこから展開していくと答えにたどり着きます。
解答部分を読んで、「クラスの力でとけたね。」と終わります。
答えがわかって、「あー」と上がる声が楽しみです。
毎回読んだことあるか聞くのですが、いつも手は上がりません。
私が行く図書館ではよく動いているんですがね。
夏休み前に紹介し、ぜひ手に取ってほしいと伝えます。
コナンなども人気あるので、好きな子は好きですよね。
大人版はハヤカワミステリー文庫で「2分間ミステリ」としてでていますが、私はジュニア版の方が好きです。 (きらきら虫さん 40代・ママ 女の子16歳、男の子13歳)
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