新刊
ふしぎな はこ

ふしぎな はこ(評論社)

箱のなかにはいっているのは?!

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きらきら虫

ママ・50代・茨城県、女の子31歳 男の子27歳

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自己紹介
子どものころからの本の虫です。
文字をたくさん読みたい子だったので、絵本はほとんど読まずに育ちました。
子どもを産んでから絵本に目覚め、少しずつ知っている本を増やしてきました。

上の娘が小学校に入学した年、担任の先生から、1年生への読み聞かせの協力依頼があり、手をあげてから13年目になりました。
4年目からは全学年のお母さんたちで、ボランティアの「読み聞かせ隊」が組織され楽しく活動しています。

対象は全学年。毎週水・金の朝10分の読み聞かせ(20分→15分→10分へ減ってきました(>_<))と、クリスマスお話会が主な活動です。

メンバーと情報交換をしながらの活動はもはや生活の一部。
子どもたちの「おはよう」にパワーをもらっています。

好きなもの
感動系が好きです。
ストーリーが良くて、本の力で聞いてもらえるもの。
ナンセンスは苦手です。

昔話とかグリム・アンデルセンなどの童話もできるだけ読みたい!
小川未明も大好き。

子どもの頃の絵本で、唯一手元に残っている、ローベルの「とうさんおはなしして」はぼろぼろだけど宝物です。
ひとこと
絵本ナビを見つけてから、皆さんのレビューを参考に本を選ぶ楽しみが出来ました。
読んでるだけでいいや、と思っていましたが、自分の記録として書いてみようと思い直しました。

理想は「天国の本屋」のさとしのような読み手になること。

きらきら虫さんの声

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自信を持っておすすめしたい 赤とんぼにご注目!   投稿日:2012/10/19
だごだごころころ
だごだごころころ 絵: 梶山 俊夫
再話: 石黒 なみ子 梶山 俊夫

出版社: 福音館書店
赤とんぼがでてくるので秋になったら読みたいと思っていました。

10月に2年生で読みました。

だご=だんごって、どこの方言かと思いましたが、作者の方が富山のご

出身なので、富山の言葉なんでしょうか。



タイトルを読んで、「だごって何だと思う?」と聞いたら即座に正解が

帰ってきたので、結構わかるものだと思いました。


舟をこぐ掛け声、「えいこら ぎっこら、ほーい ほい」の繰り返しが

子どもたちにはなぜかうけていました。

あと、おにの腹がぱちーんとさけたところが面白かったようです。


赤とんぼがなおさら赤くなった由来とのことで、もう一度読み返すと、

最初にくものすにかかっていた赤とんぼは黄色、せいぜいオレンジだっ

た!

舟を漕ぎ始めたところもそうで、舟を漕ぎ続け、ページをめくるごとに

赤くなっていました!


梶山さんの描くおじいさんとおばあさんが、本当にほんわかした感じ

で、鬼も悪者というより、ただの食いしん坊。

小さな体で赤とんぼが舟をこぐのもかわいらしくて、大好きな昔話に

なりました。
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なかなかよいと思う 手にとって読んでほしい   投稿日:2012/10/19
かみさまのめがね
かみさまのめがね 作: 市川真由美
絵: つちだ のぶこ

出版社: ブロンズ新社
10月に2年生のクラスで読みました。

「カミさま全員集合!」とどちらを読もうか迷いましたが、かみさまが

お買い物をするというのが面白かったので、こちらにしました。


かみさまのなかで、子どもたちがおもしろがったのは、むしのかみさま

と、かぜのかみさまでした。

最後にめがねやさんがめがねをはずすページは、ゆっくりめくっても反

応がなかったので、もう一度みせたら、「まさか!」「そうなんだ!」

と、気がつきました。


子どもたちは楽しんでくれましたが、できれば手にとって細かい絵を楽

しむほうが良い本かなと思いました。
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自信を持っておすすめしたい 大人向けにしてしまえば?   投稿日:2012/10/19
またたびトラベル物語 招福堂のまねきねこ
またたびトラベル物語 招福堂のまねきねこ 作: 茂市 久美子
絵: 黒井 健

出版社: Gakken
またたびトラベルの続編なので読みました。

今度は、短編が7つ。


私のお気に入りは、「ネコの手、貸します」

家事や育児に忙しくて、本を読む時間が持てないゆき子さん。

「ネコの手が借りたい。本を読む時間が30分欲しい。」とつぶやくと、

飼い猫のモモが手を貸してくれるというお話。

最初は約束どおり30分だったのに、もう少し、もう少しとモモに甘える

ようになって・・・・・。

というのもゆき子さん、昔から本を読みだすと、時間のたつのを忘れる

困ったくせがあって。

う〜、身につまされます。

子どもたちの小さいころを思い出しました。



大人向けのファンタジーじゃないかなという印象は前作に続いて。

いっそ、装丁を変えて、若い女性向けとかどうでしょう?
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自信を持っておすすめしたい 絵とおはなしに癒されます!   投稿日:2012/10/11
またたびトラベル
またたびトラベル 作: 茂市 久美子
絵: 黒井 健

出版社: Gakken
黒井健さんの表紙の猫にひかれて読んでみました。


またたび荘にある、またたびトラベルは不思議な旅行会社。

観光地やじぶんの行きたいところにはいけません。

その人に必要なところに行くことになって、代金もお金ではなくて猫に

親切にすること。

なかのひとり、就職の決まらない木綿さんという女の子は、なんとまた

たびトラベルの社員になれるのです!


短編が六つ。どのおはなしもふんわり心にしみ込んできます。

流れ星に願いをかけても、自分が努力することっていう魔女の言葉が

印象に残りました。


どちらかといえば犬派のわたしもひきつけられましたので、猫派の方に

はたまらないでしょう。

不思議な雰囲気は猫ならではですよね。


中学年から、になってましたが、今の小学生、読んでくれるのかな?

借りた本は、とっても綺麗な状態でしたし・・・。

読み聞かせの際に紹介してみようかなあ。
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自信を持っておすすめしたい 伝え続けるために読む   投稿日:2012/10/10
すみれ島
すみれ島 作: 今西 祐行
絵: 松永 禎郎

出版社: 偕成社
毎年、9〜10月頃、3年生が「ちいちゃんのかげおくり」を学習するの

にあわせて、読み聞かせの時間にも戦争に関する本を読んでほしいと依

頼があります。

原爆とそれ以外のものが読みたくて、この本を選びました。


特攻隊の簡単な説明をしてから読みます。

悲しく、せつないお話ですが、子どもたちには、どこまで理解できるの

か、いつも迷います。

伝え続ける、そのために読もうと思っています。


小学生に集団で読み聞かせするには、どうしてもどぎつい絵のものは

選べないので、とても絵の美しいこの本があって、助かります。
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なかなかよいと思う 障害と戦争と   投稿日:2012/10/10
ななしのごんべさん
ななしのごんべさん 作: 田島 征彦
絵: 吉村 敬子

出版社: 童心社
戦争の絵本ということで手に取りました。

ただ、障害のテーマもからみ、絵の迫力もすごい!

以前、読み聞かせしたメンバーが、失敗した!と言っていたのを思いだ

しました。

膝をあわせて、子どもの気持ちに寄り添いながら読んだほうがよい本か

と思いました。


戦時下や、昨年の大震災のような時には、弱い立場の人たちが一層生き

にくくなります。

そして、犠牲になった多くの人たち。

ななしのごんべさんのままでなく、思い出してくれる誰かがいて欲しい

と思いました。
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自信を持っておすすめしたい 気合いをいれて!   投稿日:2012/10/03
どーんちーんかーん
どーんちーんかーん 作・絵: 武田 美穂
出版社: 講談社
4年生のクラスで読みました。

夏に読めなかったけど、怖いお話はいつでもOKでしょうと、10月に。



一回目のクラスは、最初からのりのり。やまぶしさんのいたずらに突っ

込みをいれながら聞いていました。

どーん、ちーん、かーん、の繰り返しは、最後には一緒に唱えて?くれ

たりして。

かんおけから死人が現れる場面になると、食い入るように見てくれて、

そこからが勝負!

ばっちりー、ばっちりー、の繰り返しとクライマックスへのスピード感


早口で読んでも違和感なく口にのるセリフ。

川に落ちたシーンの脱力感。

涼しい日だったのに、結構汗かきながら読みました。



二回目のクラスはおとなしめ。

でも、息をのんで聞いてくれたかんじ。



飄々としたかんじのやまぶしさん。

怖いままで終わらないのが、朝の時間にぴったり、学年もどこでも大丈

夫かな?

あー、でも擬音語に気合いを入れて読むのは結構疲れたなあ。
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なかなかよいと思う かわいい絵本です   投稿日:2012/10/03
ふわふわくもパン
ふわふわくもパン 作: ペク・ヒナ
絵: ペク・ヒナ
訳: 星あキラ キム・ヨンジョン
写真: キム・ヒャンス

出版社: 小学館
雨が降ったら読みたいと思っていた本です。

梅雨入り間近の雨模様の6月に、3年生に読みました。


雲がパンに見えるのは普通ですが、雲でパンを作るって発想がナイス!

しかも、そのパンを食べたら体が浮いちゃうっていうんだからとても楽

しい!

遅刻しそうなお父さんも空から出勤したりして。

描いた絵じゃないのが、フワフワ感をだすのに良い演出だと思いました
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なかなかよいと思う 夢のソムリエ   投稿日:2012/10/03
ゆめうりふくろう
ゆめうりふくろう 作: 久留島 武彦
絵: 遠山 繁年

出版社: 幻冬舎ルネッサンス
「ゆめをうる」というテーマが面白いと思って読んでみました。



子どもたちから抜け出したゆめを集めて動物たちに売るのがふくろうの

仕事。

きれいにお店に並べて、ゆめの内容がわかるふだをつけておきます。



わなにかかって眠れないきつねのおかあさんには「おいしいてんぷらの

ゆめ」。

てんぷらやのおじさんがあげていたのはねずみのてんぷら。

きつねのおかあさんはぺろりとたべますが、もともと夢を見た男の子は

「いやだあー!」



へびにのまれそうになったうさぎのぼうやには「ちょうちょとあそんだ

ゆめ」。

ちょうちょを追いかけてお城に行くとちょうちょはお姫様に。

眠ってしまってふと気がつくと、巨大けむしの背中に乗っていた!

でもふくろうのアドバイスで、途中でおかあさんうさぎが起こしてくれ

て、楽しいところだけみて眠るこうさぎ。



もとの夢は何か変(夢ってそんなもの)だけど、ふくろうがみつくろっ

てくれると、動物たちにはぴったり。

みたい夢を自由にみれるなんて、うらやましい!


それにしても、ふくろうが集めるのは、子どものゆめだけなんですね。
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自信を持っておすすめしたい 恋愛小説   投稿日:2011/10/16
おはなしのたからばこワイド愛蔵版(16) ラプンツェル
おはなしのたからばこワイド愛蔵版(16) ラプンツェル 作: 内田 也哉子
絵: 水口 理恵子

出版社: フェリシモ出版
子どもの頃から大好きなお話です。

表紙の美しいラプンツェルの絵を見て手にとりました。

すると文を書いたのは、内田也哉子さん。

その美しい文章に、今まで読んだことのないラプンツェルの世界。

ベージュが基調の落ち着いた雰囲気の絵とあいまって、恋愛小説を

読んだような気分になりました。


本の大きさからしても、読み聞かせに使うのではなく、大人が楽しむ

絵本かなと思いました。
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