やまぶしさんは、修業よりもいたずらが大好き。今日も寝ているキツネを驚かせて、大喜び。
ところが辺りは急に暗くなり、遠くから不思議な声が近づいてきて……。
作家の武田美穂さんのお家で、おじいちゃんのそのまたおじいちゃんから、語り継がれてきた昔話を絵本化。
ちょっぴり怖いけど、ホッとするあたたかいお話です。
・作/武田美穂さんからのメッセージ
これは、わたしがちいちゃいころ、夏休みに徳島のおじいちゃんちに行くたびに聞かせてもらったとっておきのお話。夏の夜、いとこたちと、おじいちゃんをかこんで、どきどきわくわくしながら聞きました。
毎年の行事だからお話の流れはわかってるのですが、何回聞いても「ひゃー!」「きゃー!」と、エキサイトしましたね。江戸時代から武田の家にずーっと伝えられてきた話ということで、おじちゃんたちも、わたしの父ももちろん話せたんだけど、やっぱりおじいちゃんの、ゆったりした徳島弁のは、絶品でした。この絵本もそんな楽し怖ーい雰囲気で読んでいただけると嬉しいです。
あっ、読み聞かせの時は特に擬音は気合いをいれて、お願いします。聞き手を「きゃー!」とエキサイトさせられたら、グッジョブですっ!
続きを読む