ぼくたち虹川小学校の4年生は、栗の木特別支援学校で交流授業をすることになった。でも特別支援学校って、いったいどんな学校で、どんな子たちが通っているんだろう――。知的な障害がある児童たちのとの交流に、最初は戸惑うばかりでしたが、徐々に障害やそれぞれの子が持つ個性に対しての理解を深めていきます。障害者や健常者という枠を超え、友情を育むまでの心の交流を描いた作品です。
【編集者コメント】
作者の横田明子氏は、数年前から神奈川県内の特別支援学校に通って、主に知的な障害のある児童たちの取材を重ねてきました。その中でも特に胸を打たれたという文化祭のステージ発表を軸にして、普通校に通う主人公と特別支援学校の児童たちとのふれあいの物語が誕生しました。主人公と、ある自閉症の児童が心を通わせるまでの様子が、感動的に描かれています。
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