残されている「戦争の記憶」を拾い集めて――
戦後80年。戦争の時代を経験した人たちの話を聞き、記録できる時間は残り少なくなってきました。長く国語教師を務めてきた著者が、90歳を越えた母「えっちゃん」の経験と記憶をたどりながら本書をまとめました。あの戦争のようなことを二度と繰り返さないために。
えっちゃんの戦争体験は、岡山県の中間地域、農村地帯でのできごと。
えっちゃんは、まだ子どもでした。それほど食べ物に困ったことがないどころか、少しの食べ物と引き換えに、着物を手に入れた側のお話です。子どもの目で見つめた戦時中の暮らしが語られます。
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