がんばりすぎてしまう人たちへ贈る絵本
第13回絵本出版賞受賞作
大きな建物で働く、仕事熱心な森のなまけものは、
どんなに忙しくて、くたくたになっても、昼も夜も休まず働きつづけていました。
ところが、ある朝、
身体がなまりのように重く、起きあがることができません。
「こころの かぜに かかってますから
おしごとは とうぶん おやすみしてください」
お医者さんにそう言われて、なまけものの言葉にならない気持ちは、
涙になって溢れ出してしまいます。
落ち込んで家に閉じこもってばかりのなまけものを、
友達のねずみがピクニックに誘い出してくれました。
「がんばれないひが あっても だいじょうぶですよ」
この日を境に、時間をかけて少しずつ元気を取り戻していきます。
「がんばれない自分」を責めてしまったことが、私には何度もあります。
これ以上はがんばれない苦しみ、立ち止まってお休みすることへの後ろめたさ、終わりが見えないことへの焦り……。
あの頃の私と同じように苦しんでいる誰かの背中を、そっと押すお手伝いができたら嬉しいです。
───あとがきより
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