オニネコって、ほんとうにこわいの?
ハラハラ、ドキドキの冒険に出発
ルネには、ずっとこわいものがありました。
それは、海の向こうにすむといわれてきた「オニネコ」。
ある日、旅好きの友だちリフラといっしょに、困っているとなりの国に魚の缶詰をとどけに行くことにします。
「オニネコ」や「ドロボウネコ」におびえながらも、勇気を出して進んでいくルネ。
そこで出会ったのは、鮮やかな花のじゅうたん、ふしぎな食べもの、そして…
主人公のルネといっしょに、ページをめくるたびにハラハラ、ドキドキ。
ユニークなキャラクターと色彩ゆたかな絵が子どもの好奇心をくすぐり、何度でも読み返したくなります。
そして、最後には心がほっとあたたかくなる、冒険と友情の物語です。
だれもがもっている恐れや不安、それはただの偏見、誤解、思い込みかもしれない。
物語を楽しみながら、国や文化、平和について、家庭で学校で対話するきっかけとなる一冊です。
続きを読む