森の平和は守れるのか?
子ギツネのロビンは、森を元気いっぱいにかけまわり、仲間たちといっしょにのんきに暮らしていました。
森には「カタミミ」と呼ばれる大きなオオカミが住んでいてみんなに恐れられていました。
しかし、だれもカタミミを見たことはありませんでした。
ある日、都からたくさんの鳥たちが飛んできて大さわぎをしています。
都で何かあったのでしょうか……。
そうこうしているうちに今度は、都からあやしいクマたちが大勢やってきて様子は一変。
森の平和な生活を守ることはできるのでしょうか?
【編集担当からのおすすめ情報】
ファンタジーの名手小森香折さんが描き下ろした寓話的な動物物語です。
普遍的なテーマが描かれています。
「正義が必ずしも勝利するわけではない、そういう現実を越えていく希望や強さを子どもたちに伝えたい」と作者の小森さんの強い思いが込められています。
出久根育さんの独特な雰囲気のあるさし絵が物語をいっそう盛り上げています。
小学校中学年から読める奥深い作品となりました。
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