華やかなモードの最前線を知る写真家が、
伝統的な衣装の「現在」を見つめる旅に出た。
30年にわたる旅で出会った究極のオートクチュールを纏う人たち。
装いから立ち上る「私はここにいる」という風情。
柔光なモノクロームに衣服の原点を見つめた、不朽の写真集!
グラフィックデザインとファッションデザインを学び、ヨーロッパでファッションデザイナーとして活動していた高木由利子。
《Threads of Beauty》は、高木由利子が “日常的” に民族衣装を着ている人たちを撮影したシリーズです。
「顔の表情も服も一体となって存在している人々」を探して、13カ国、30年をかけて撮影を続けてきました。
本書はこれまで撮影されてきた1000枚を超える写真のなかから厳選し1冊にまとめるものです。
高木はこの旅を通して出会った人々に、服の原点を見出します。
「服は人にとって アイデンティティであり、財産であり、喜びである。」
彼女が旅をはじめた1995年時から現在までの間にも、グローバル化により装いの風情は失われてきました。
しかしながら、彼女の心を深くとらえた服と人の結びつきー写真に映し出されたその美しさーは、人の営みを支える一部でもあり、しなやかな強さをもっているのです。
続きを読む