夭折の天才打海文三が描く「壊れた家族のその明日
の物語」
幻の雑誌連載版第1回を特別収録
打海さんの作品がこうして復刊され、残っていくこ
とはとても嬉しい 伊坂幸太郎
野心的で、緻密で、清潔で、かつ適度にちゃらんぽ
らんなところもある、いい小説―― 宮内悠介
「人と人の関係で歪んでいない関係は一つもない。
それを修復しようと心を砕く。人生はその繰り返し
だ。馬鹿げてると思わないか?」17の夏、高校休学
中のぼくは母が自殺した田舎町へ。従姉と伯父、変
わり者二人の暮らす〈Rの家〉で語られる母の孤独
の軌跡。すれ違う人々の胸に点滅するそれぞれの
切実≠シニカルにそしてビターに描きだす、救わ
れざる魂を持つ漂流者たちの物語。
〈トクマの特選!〉
イラスト ともわか
〈目次〉
第一章 絶妙に、甘美
第二章 シ、シティボーイだ
第三章 ロビンソンの家
第四章 彼女は馬を抱きしめて激しく泣いた
第五章 愚行はつづく
【特別収録】 ロビンソンの家 雑誌連載第一回
解説 宮内悠介
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