話題の絵本作家が贈る、待望の最新作
『少年とクスノキ』『ロバのおはなし』をはじめとする話題の絵本を数々描いてきた絵本作家・よしだるみさんの最新作です。
「ねえ おかあさん、うみも あめかな」――
すべての命を慈しむ、優しい気持ちになる物語。
本作は、よしだるみさんが長く温めてきた雨についての絵本です。女の子が、お母さんと一緒に目の前に降っている雨を見ながら、遠くにいる大切な人や、森に棲む動物たち、海の中にいる動物達の上にも降り注ぐ雨を想像していきます。
小さいころから、雨が好きです。
いつもより少し、静かでやわらいだ光のなか、
雨は、だれの上にも等しく降り注ぎます。
見えない遠くの場所にも、きっと。
その先にあるものに、そっとふれるように。
――吉田瑠美
吉田瑠美(よしだ・るみ)/1983年東京都生まれ。絵本作家・画家。青山学院女子短期大学芸術学科卒業。記憶と風景をつなぐ物語を描き、日常の光や静かな感情をすくいあげる。主な作品に『少年とクスノキ』『いつかはぼくも』『ロバのおはなし』など。現在、京都を拠点に制作。福島県只見町観光大使。
【編集担当からのおすすめ情報】
本作は、吉田さんが長年温めてきた雨をめぐる物語です。とかく目の前のことに囚われがちな時代状況にありますが、ひととき絵本の世界にゆっくりと浸り、目には見えない遠くに住む人や自然に思いを馳せ、豊かな時間を過ごしていただけたらと思っています。
本作には、吉田さんの真骨頂である山や海、田畑といった自然もたくさん描かれています。その瑞々しい色遣いにもぜひ注目してご覧ください。この絵本が、親子やおじいちゃん、おばあちゃんとお孫さんのかけがえのない時間とともにあることを願っています。
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