この学校には、絶対に読んではいけない本がある――。
人気ホラー作家が書き下ろす「古典怪談×学校の怪談」の世界!
猛暑でプールの授業が中止になった、七月のある日のこと。タブレットを使って、電子図書館の本をながめていたぼくは、「おすすめ図書」のアイコンをタップした。
すると、画面に見たことのない本があらわれる。
『0番書庫所蔵につき、閲覧禁止(書名不詳)』
――中に入っているお話は四つだ。橋を渡る話。あやしい声に引き留められる話。報いを受ける話。決して最後まで語ってはいけない話…。
閲覧禁止とはいうけれど、正直、期待はずれだ。だって、出てくる話は何百年も昔の言い伝えばかりなんだから。ところが、一話読むごとに、ぼくのまわりでおかしなことが起こって…。「今昔物語集」をはじめとする古典文学や伝承を下敷きに、人気ホラー作家が連作短編形式で書き下ろす〈古典怪談×学校の怪談〉の世界。かたちを変えて生き続ける豊かな怪談の世界をお楽しみください。この本、第一章をかならず二度、読んでしまうことをお約束します。
続きを読む