
やってみよう! まずは ここから 歌人・岡野大嗣 初の翻訳絵本
わくわくする気持ちはどこからやってくる? うんとすてきなわくわくをつかまえるんだ! てくてく、ずんずん、とことこ、ひたひた…… 聞いて、見て、迷った先で、見つけたものとは?
心に宿った光を信じる絵本

女の子がひとりで、いろいろな場所へ「わくわくすること」を探しに行き、道中で出会う人たちにわくわくを尋ねていくストーリーです。
文章はすべてひらがなで、リズミカルな言葉が心地よく、読んでいるこちらまで楽しくなってきます。読み聞かせにもぴったりだと思います。
イラストも色鮮やかで細かい描写がたっぷり詰まっていて、いろいろなモチーフやたくさんの動物が登場し、眺めているだけでも楽しめます。
植物、数字、食べ物、動物、化石、海の中など、いろんなものが登場するので、どんな子もきっとどれかに刺さるはず笑。
女の子も男の子も楽しめる絵本だと思いました。
そして、最後の場面も素敵です。
最初は何もなかった地図に、今までの出来事が描かれていて、「これはあの時の絵だね」なんて話しながら、もう一度ページを振り返ることができます。
一緒にわくわくしながら読み進めて、最後にまたこれまでの道のりを振り返れる、そんなところも楽しい絵本だなと思いました。
翻訳をされた岡野大嗣さんは歌人でもありますが、岡野さんの短歌に通じるような、「ありふれた日常の中にも、わくわくするものや輝いているものがある」という感覚がこの絵本から感じることができました。
子ども向けの絵本ですが、大人が読んでも心があたたかくなるお話でした。
親子で絵を眺めながら、あれこれ想像しながら、長く読み聞かせしてあげたいと思える一冊だと思います。 (もぎとりこさん 40代・その他の方 )
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