父は、戦争を生き抜いたけれど
「トモああさんが、いなくなった」。
大好きで、いつも一緒に川で遊んでくれた自慢の兄さんが、ある日突然、飛行機乗りになるために学校を辞めて旅立ってしまった。
それは、今から80年以上も前の戦争中のこと。トモああさんが向かったのは、特攻隊の訓練基地だった。
戦後、多くを語らなかった父。その沈黙の裏には、空から見た美しい景色と、二度と帰れなかった仲間たちへの複雑な想いがあった。
叔父の記憶から語られる、家族の絆と戦争が若者から奪おうとしたものを描く実話をもとにした絵本です。
「語りたくない過去」を抱える人が生まれない世界でありますように。
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