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東京大空襲の2日後の夜、名古屋上空に310機ものB29が飛来して市街地を焼き払い、多数の犠牲者を出したのです。その後およそ5カ月にわたって、おびただしい被害をもたらし、使われた爆弾の量は、東京大空襲に次ぐものだといわれる愛知空襲の実態を学ぶとともに、東海・北陸甲信越地方の戦争被害の様子に目を向けます。

真珠湾攻撃から4カ月後には、日本は爆撃を受けていたこと、空襲は東京大空襲だけではなかったことが、多くの人の意識から抜けていることを改めて実感される1冊でした。
東京大空襲は、象徴的な大空襲でしたが、日本の要所要所が引き続き大がかりな空襲を受けていた事を実感して、戦争の馬鹿馬鹿しさを痛感しました。
日本国民は日本の軍部に誤情報で踊らされていましたが、日本はアメリカの掌の上にいたのです。
何のための戦いだったのか、何のための犠牲だったのか、国民はもっともっと知らなければいけないのだと思います。
そういう意味合いで、東京大空襲以外の実状を知ることは大切です。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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