表紙の絵は、夜の森の中で迷子になったくまの兄弟なのですが、ページをめくればその優しい色使いと、かわいらしい絵の虜になるのではないでしょうか?こんな兄弟になってもらいたいと、親の勝手な思い出購入したのですが、知ってか知らずか子どもたちも大好きになりました。
何度も繰り返し読んでも、その度に心があらわれるので、自分一人でもついつい手に取ってしまいます。
ベオのように弟を疎ましく思うこともあるでしょうが、兄とはオットーのように弟にとっては、いつも身近にいる最高のお手本であり憧れだと思います。こういった兄弟の葛藤を、さらりとステキな絵本にしてしまう作者(これが初めての絵本なんてすごいです)にこれからも期待しています。