待ちに待った完結編、いよいよ魂食らいのイオストラとの決戦を迎えるトラクは姿も心も立派な青年に成長しました
愛する人(レン)との決別を秘めて、孤独に闘おうとする気持ちも痛いほどわかります
同じようにウルフも厳しい体験をします
今回はまた新しいダークという少年が登場しますが、最後まで彼がいい役割をしてくれて、内心はほっとしてます
ラストの戦いのシーンになるとページをめくる手が止められなくて、ついつい寝る時間を忘れて読んでしまいます
それくらい手に汗握る、登場人物の連携プレーが次々と頭の中で思い描くことができました
作者は読み手の気持ちを考えてくれているのか、しっかりとトラクとレンのことも書いてくれてます
もう満足の完結編でした
トラクのその後みたいな続編もあったらいいですが・・・・
小学校の高学年でしたら充分に楽しめるファンタジーだけではない古代の歴史も感じさせてくれる物語です