くものすが浮き上がっているしかけがあり、手でくものすを触って遊ぶことができます。最初は1本の糸であったくものすも、だんだん密になり、最後はきれいな網目模様になります。動物たちとの会話も鳴き声をおりまぜてあるので、とてもテンポよく、エリック・カール独特の色彩もあわせると、視覚・聴覚・触覚をすべて満足させることができる絵本です。くものすの他に、くも自体は点でなぞられて浮き上がり、最後にくもがつかまえるはえも羽の部分を浮き上がらせているので、触覚だけでも絵本を楽しむことができます。娘は、くものすが浮き上がっているのをとても不思議に思ったのか、おはなしそっちのけでくものすを触って遊んでいました。娘がもう少し大きくなると、くもがすを回りながら網目をだんだんと作っていく様子をまた、触りながら楽しむことができるでしょう。