「やさいばたけははなばたけ」 みんなの声

福音館書店のかがくの絵本のような感じです。

おばあちゃんの畑にはお花がいっぱい。
でもこのお花、お花でもただのお花ではない！！
それは、ぜーんぶ野菜のお花。


我が家でも今年はお庭で小さなプランターで家庭菜園に挑戦中。
イチゴ、トマト、とうもろこし、枝豆、スイカなどなど。

そして保育園でも、ピーマン、ニンジン、ナス　など　栽培中。

おうちでも保育園でもプランターを覗くのが日課になっている息子。

なので、この絵本を読みながら、このお花は・・・　ナスだね！
などなど、盛り上がりました。

私も読みながら、ハクサイやブロッコリーや大根の花って似ているんだあ！！

カボチャとかって花の下に実ができるんだあ！！

など新たな発見がいっぱいでした。

いつかこのお話にでてくるおばあちゃんのように、
このお花は○○だよ！！、こんなふうに野菜はできるんだよって
簡単にいえるようになりたいですね！

そして息子にも、こうやった野菜づくりをとおして、
自然や外にもっともっと興味をもってくれたらいいなあと思いました！

私事ながら、昨年まで超多忙だった我が家…。
今年から少し時間の余裕が出来たので、プランターでではありますが、
何種類かの野菜を育て始めました。
野菜には、毎日少しずつ変化が起こります。
芽が出て、そのうち花が咲いて、実がなって…。
花の色だって、野菜の種類によって違います。
我が家の子供達は興味津々で、毎朝 起きたら野菜の様子を見に庭に出ます。

そんな我が家にもってこいだと図書館で手に取ったのが、この絵本。
いろいろな野菜や、そのお花の色・形を見ることが出来ます。

作者の広野 多珂子（ひろの たかこ）さんは、野菜を作り続けて２５年。
農家の方というわけではなく、小さな菜園を借りていらっしゃるそうです。
長年にわたって、身近に野菜やその花を見ているからこその写実的な絵に
作者の野菜に対する愛情がうかがえて心が温かくなります。

小さなプランターであっても、実際に野菜を育てる様子を目の当たりにすると、
きっと子供達は塾で猛勉強しても得られない「なにか」を
学び取ってくれることと信じています。

広野さんの作品だったのでこの絵本を選びました。ねぼすけスーザシリーズの主人公に良く似ている主人公の描き方に嬉しくなりました。主人苦と御婆さんがとても仲が良いのでうらやましくなりました。御婆さんが様々な花のことを熟知しているのがカッコよかったです。散歩の楽しさを再確認させてくれる絵本でした。

野菜のお花がたくさん登場します。
正直、自分もさっぱり分からないので、
子供と一緒に勉強になります。
普段、何気なく通り過ぎる畑ですが、
これからは、ちょっと足を止めて、
何の花が咲いているのか、観察してみたくなりました。
かなりハイレベルの本ではないでしょうか。