ぼくが長いこと待っていた日がやってきた。朝、おばあちゃんがやってきた。お父さんは今日仕事を休んだ。お母さんが帰ってくる準備をするために…。
出産のため入院していたお母さんが退院して家に帰ってくるお話です。お父さんやおばあちゃんの忙しそうな様子の一方で、ひときわお母さんの帰りを待ち焦がれるデイビッドの“まだかな、まだかな”という待ちきれない気持ちがよく伝わってきました。無事にデイビッドのもとに帰ってきたお母さん。お母さんのデイビッドへの思いが、最後のページにあふれていました。
先日読んだ『かあさんまだかな』(駅でお母さんの帰りを待ち続ける男の子のお話)では、小1の息子は、その結末に納得がいかず消化不良という感じでしたが、この絵本にはとても満足したようで、満面の笑みを浮かべていました。(笑)