評論家の秋山ちえ子さんがラジオで朗読されているのを聴いて、とても切なくなりました。
私が子ども時代から知っている話ですが、絵本の印象はありません。
自分でも読んでみたくなり探してきました。
話はわかっているのに、読み進むとぞうのトンキーとワンリーの命をかけた芸当がはじめから頭に浮かんできて、つらくなってきます。
動物が主人公であることで、自分の経験したことのない戦争の悲惨さが身近に迫ってくるのです。
実話であることで、子どもの誰もが好きな動物園が、戦争を浮き上がらせてくれるのでしょう。
誰もが知っている話でも、いつまでも読み続けていきたい絵本だと思います。