主人公の僕は、母の日のプレゼントを買いたいと思いました。
でも僕は子どもなので、一人でお買い物に行けません。
本当はパパに連れて行ってもらいたかったけれど、今日に限ってパパはいません。
だからママに連れて行ってもらわなければならないのですが、どうして買い物に行きたいのかを、僕は言いたくありません。
このジレンマに苦しむ姿がママを見つめる僕の瞳に表わされているようで、切なくなります。
結局のところお買い物に行けたかどうかは書かれていませんが、理由を知ったママにとっても思いきり抱きしめてもらった僕にとっても、大きな問題ではなかったのでしょう。
とても幸せな絵本だと思いました。