シャンタ

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シャンタさんの声

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自信を持っておすすめしたい 高齢の母にむけて   投稿日:2026/02/11
ずーっと ずっと だいすきだよ
ずーっと ずっと だいすきだよ 作・絵: ハンス・ウィルヘルム
訳: 久山 太市

出版社: 評論社
この絵本は、昨年亡くなった90代の母に、わかりやすくて、愛情のこもった気持ちを届けたくて、絵を見せながら何度も読んであげたものです。

小さな男の子と飼い犬が家族になり、互いの成長を分かち合う愛情ものがたり。難しい言い回しがわからなくなった母にも、この絵本はやさしく語りかけます。「ずーーっとずっと だいすきだよ」と。

認知症の介護は、困難の連続です。大好きな母にも、大好きとだんだん言えなくなる苦しさが迫ります。私はこの絵本の力を借りて、母にずーっとずっとだいすきだよと伝えてみました。辛い毎日の中で、なかなか本人を前にして言えない言葉。面と向かって言えなくても、読んでいる間は、いつもと違う空気が流れるようでした。
読み終えた後、母は言葉にはできませんでしたが、わずかに口元をゆるませてほほえんでいるようでした。意思の疎通が難しくなっても、絵本に助けられ、気持ちが通じ合った瞬間でした。
母に絵本を渡すと、表紙の絵をじっとみつめていました。
少年と犬が丘に座って、丸い背中を向けて寄り添う姿。互いを思い合う気持ちのあふれた、心和むワンシーンです。

お子さんたちだけでなく、同じような介護で苦労をしている人にも、まだ親がお元気な人にも、ぜひこの本と出会ってもらえたら・・・。日常の苦労にまみれて失いかけた思いを、もう一度思い出すためにも。

やがて迎えるお別れの日がやってきても、この絵本は「いつまでも忘れないよ」ではなく、「ずーっとずっと だいすきだよ」で締めくくられます。読み手にも、聴き手にも、あたたかな余韻を残し、心の支えにもなっていく絵本です。
ずーっとずっと。
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