私たちの身の回りにある、障子やふすま、書画用紙は、「和紙」です。
昔から、「和紙」は日本の暮らしのなかで、欠かせないものとして使われてきました。
今では、「洋紙」の原料である木材パルプを使って、「和紙」の雰囲気に似せた紙にことも、新しい「和紙」として広く認識されています。
「和紙」には、半紙など文字を書くもの、障子のように張るもの、
ご祝儀袋など贈り物を包むものなど、さまざまな使い道があります。
懐紙という小ぶりな二つ折りされた「和紙」の束は、
メモや便せん、お菓子を取り分けるお皿、ティッシュのように拭き取るものなど、
さまざまな役目を持っています。
また、「和紙」を使った暮らしの道具として、扇子やうちわがあります。
凧やこいのぼりといった、玩具も「和紙」でできています。
それに花火や折り紙も!
「東日本の和紙」「西日本の和紙」「和紙のきほん」に続く、シリーズ4作目の本作では、私たちの生活と共にある、「和紙」が紹介されています。「和紙」の多様な使い方が写真とともに紹介されていて、人と共に歩んできた「和紙」の歴史を深く感じることができます。
今まで気にしていなかった人も、「和紙」について興味を持つことのできるシリーズとしてオススメです。
(絵本ナビ編集部)
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