これから大人になる人も、もう大人になった人も一度は考えておきたい、「お金」とのつきあい方。
日本の家庭ではお金の話をタブー視している。そんな著者の一言がきっかけで刊行された本書では、
親の代わりに子どもたちへ向けてお金の大切さ・怖さをやさしく解説しています。
ただ、子ども向けとはいっても、大人が読んでも考えさせられるエピソードが盛りだくさん。
将来、子どもにお金のことで苦労させたくないお父さん、お母さんはもちろんのこと、
今現在お金で困っている大人も必読の1冊です。
【目次より】
○ お金のない世界を想像してみよう
○ お金の力に惑わされちゃいけない
○ 「生きる」ことはたくさんのお金を使うこと
○ 賢くお金を使うための疑う力
○ 稼ぐことは学ぶこと
○ 貯まる貯金、貯まらない貯金
○ ケチと節約は違う
●担当編集者よりひとこと●
本を作っていると資料や類書を読み込むので、自然とそのジャンルの勉強になっていることが多いです。
そういう意味で、この本は学ぶことの多い1冊でした。なにせ、お金には興味のなかった自分が、休日返上で
お金にまつわるセミナーへ顔を出すようになったほどです。
また、これまで通帳すらろくにチェックしていなかったのに、今ではまめに記帳をするまでになりました。
自分で言うのもなんですが、これは大きな変化です。子ども向けの体裁をとってはいるけれども、
大人が読んでもためになるというコンセプトを、身をもって実証することができたわけです。
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