亡くなった父の唯一の後継ぎとなったセドリックは、頑固で融通の利かない祖父と一緒に暮らすこととなる。幼い頃から人を愛することを母親から教えられてきたセドリックは、誰からも好かれ、祖父の心をもときほぐしていく。カラーイラストと新訳で読みやすい1冊。
小公女が有名なわりに、こちらはそれほど有名でもないような気がしますが、子供の頃から私の好きな本の1つです。
セドリック・エロルが、頑固なおじいさんの心を溶かしていく姿がほほえましい。実際、イギリス貴族というのは大変堅苦しく、基本的には感情を表すのは恥ずかしいことだそうです。セディのような子が実際にいたら、貴族としては認めてもらいにくいとは思いますが、夢のある一冊です。
にせ跡継ぎがにせものと分かったのはよかったです。
子供に読ませたい一冊です。 (えみりん12さん 30代・ママ 女の子3歳)
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