ロウソクのロウソくんは、おかしを作るのが大好き。ある日、とってもおいしくクッキーがやけたので、森のてっぺんに住む友だちのキャンドちゃんにも食べてもらおうと、会いに行くことにしました。
途中、カスタネットちゃんのおにぎりやさんで出来立てのおにぎりをもらったり、ジャムづくり名人のゾウくんのお店に寄り道します。その後もくいしんぼうのくまのポロに出会ったり、ねこさんのバスに乗るロウソくん。みんなに会うたびに袋詰めしたクッキーをおすそ分け。すると、みんなからもお礼にさつまいもやジャム、たまごなどをもらうのでした。でも、キャンドちゃんの家に着く頃には、あたりは暗くなっていて……。
やさしくてユーモラスなおはなしと、素朴ながら愛嬌のあるイラストで楽しませてくれるのは、イラストレーターのMokoさん。絵本作品に同じくロウソくんが活躍する『ロウソくんのおかいもの』や、『かにくんの おおきなつめ』(ともにニコモ)があります。
ロウソくんのクッキーは、多くの人を巻き込んで、思わぬ反響を呼びます。大人が読んでもワクワクしてくる展開。おいしくて、かわいくて、とびきりキュートおはなしをぜひお楽しみください。
(出合聡美 絵本ナビライター)
ロウソくんは、おかしを作るのが大好き。 あるひ、とってもおいしくクッキーがやけたので ともだちにも食べてもらおうと、会いに行くことにしました
ロウソくん!?
あ、なるほど、ロウソクのキャラクターなのですね。
なかなかキュートな造形に、お菓子作りが大好き。
一気に親近感がわいてきます。
クッキーをたくさん焼いたので、友だちのキャンドちゃんにおすそわけしにいくのですが、
途中にいろいろ寄り道してのエピソード。
いろいろなお店が登場し、ロウソくんもクッキーをおすそわけ。
何度も繰り返される「おすそわけ」がいい塩梅。
で、やっと着いたキャンドちゃんの家で、思わぬ事態が。
でも大丈夫。
ロウソくんならではの発想の転換で無事美味しく(!)昇華。
ロウソクだけに、ほんのり温かいストーリーにほっこりです。 (レイラさん 50代・ママ 男の子29歳、男の子27歳)
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